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凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

今年初めての上高地へ(4) 【涸沢へ】

今年初めての上高地へ(4)本編第三章は、本谷橋を渡って涸沢に向かうまでの雪上トレッキングの記録です

昨年に比べ雪が少なく、夏の登山ルートに近い場所を歩く事になりましたが
本谷橋で谷間の雪渓の下を激しい水流が流れているのを見た後では、谷に滑落しない様、かなり慎重になりました

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奥穂高の岩壁に抱かれるようにした姿を現した【涸沢ヒュッテ】
例年、GW前の涸沢の積雪は10m、4m掘り起こして漸く小屋の屋根が出てくるそうです

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本谷橋を渡り、登山者は此処で一斉にアイゼンを装着します
写真中央が曇っているのは温泉ではなく、私の体温でレンズが曇ってしまったためです(笑)
Photo-2
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右下に本谷橋が写っていますが、この背後には大きな雪渓が続いていました
氷河ではありませんが、雪渓自体がずるずると下に動いてきそうですね
Photo-3
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本谷橋を渡り軽アイゼンを装着した後、背後の急な斜面を一気に登ってゆきます
此処で少し高度を稼いだ後は、斜面に 刻まれたトラバースルートを辿ってゆきます

狭いルートなのですれ違いに気を使います
今すれ違ったお二人を見返した場面です、二人の先にあるダケカンバの樹林を越えると本谷橋が見えてきます
Photo-4
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横尾山脈、その向こうに北穂高に連なる山並みが見えてきます
Photo-5
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昨年はすっかり雪に覆われていた【本沢】、あの上を歩いていたのですね
雪解けに伴う雪崩で、対面の山はかなり岩肌が露出しています
Photo-6
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漸く涸沢に続く穂高の山並みが見えてきました
Photo-7
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斜面の雪にステップを切って少し小休止
向かいの山の斜面、雪崩の痕跡が残っています
昨年は谷間の雪渓の上を歩いたので、デブリと呼ばれる雪崩で流されてきた雪の塊を沢山見かけました
Photo-8
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昨年の晩秋、此処の落石地帯を足早に歩いた記憶があります
この時期は雪の斜面を無音で岩が滑ってくるので、常に左上に注意しながらこの落石地帯を横切ります
Photo-9
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急いで落石地帯を横切った後、立ち木の陰で振り返ります
中間地点付近では看板が落石で飛んで棒だけになっていますね
チョッと緊張する地点でした
Photo-10
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落石地帯をすっかり抜けて、歩いてきたルートを振り返ります
こうして見ると、斜面に刻まれたルートが心許ないですね....
Photo-11
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この先はダケカンバの群生地帯
晩秋の涸沢では真紅のナナカマドと黄色のダケカンバが鮮やかな秋色を形成していました
雪にも強いダケカンバ、しなやかに雪崩をやり過ごしながらこの厳しい冬を越しているのですね
Photo-12
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此処から少し下った後、涸沢カールに向かって長く辛い登り基調のルートを歩きます
あそこ迄行くと、涸沢ヒュッテが見えてきて、元気を注入してくれるはずです、後一時間です
Photo-13
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ダケカンバの樹林を抜け、涸沢への最後のルートに乗りました
この木がしなやかに雪崩をやり過ごし、空向かって枝を伸ばしている様子がとても健気ですね
Photo-14
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最後の長い登り基調のルート
雪に覆われた奥穂高の岩壁に抱かれるようにした【涸沢ヒュッテ】の姿が見えてきました
空の青さが鮮やかですね!
でもこの辺りから紫外線の雪上反射の影響が出始めています
こんな日にサングラスを忘れるなんて!!
Photo-15
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目の負担を緩和するため、周りの景色や雪に刻まれたステップの陰に目を向けながら歩きます
Photo-16
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次第に大きくなる【涸沢ヒュッテ】
この段階で、昨年果たせなかった雪原に翻る【涸沢ヒュッテの幟】を見る事ができました
Photo-17
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夏山のシーズンは、ヒュッテの手前で大きく左に曲がり最後の登りに向かうのですが
この冬のコースはヒュッテと北穂高の間に広がるテント場に直接登ってゆくようです
Photo-18
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緩やかな登りの積りでしたが、長く登ってきたので谷までは結構距離があります
あの谷の雪渓の下には水流が流れているのでしょうね
Photo-19
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【涸沢ヒュッテと幟】です!
奥穂高、北穂高の山懐に抱かれ、寒く厳しい冬を越したヒュッテ
今年も4mもの雪の下に埋もれていた小屋をGW前にヘリコプターで到着した管理人さんたちが掘り起こしたそうです
Photo-20
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あの最後の壁の様な急坂を登れば【涸沢ヒュッテ】に到着です
時刻は11時、昼食をヒュッテで頂き、撮影をしてからピストンで徳沢に帰る
時間的には十分の余裕があるのですが....、流石にこの段階で、雪目の為に目が霞んできていました

この日は素晴らしい天候に恵まれ、紫外線が一杯(笑)
この先のテント場の雪原でこれ以上紫外線に目を晒すのも危険....、
今年はコースタイムも確り把握できたので、此処から引き返す事にしました

来年、又来ます!!!

今年初めての上高地へ(5) 本編第4章 【徳沢ベースに戻ります】 に続きます



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2 Comments

りら says..."kite31様"
Photo-2
体温でレンズが曇る・・・・気温の程が伺われますね

Photo-3
昨年歩いた雪でうずまった谷でしたよね

Photo-14
ダケカンバの樹林はやはり印象深いですね

Photo-19
まだ残雪が多いですね それも雪雪崩が起きそうで危険でもありますね

Photo-20
管理人さんのご努力に敬意を表したいです



2018.05.22 18:37 | URL | #sSHoJftA [edit]
kite says..."りらさんへ"
おはようございます、コメントありがとうございます

初夏、晩秋の涸沢の魅力に触れ、雪の涸沢への憧れを抱いて3年
昨年は実力不足、準備不足を露呈して直前での撤退

そうした苦い想いをしての再挑戦、
ブログを綴りながら、本谷橋でアイゼンを装着しコースを確認している時の気持ちの高ぶりを思い出しました

サングラスを忘れると言うポカは想定外でしたが、
この事前準備、この装備、この計画ならば、残雪の涸沢に登る事ができる、と言う確証終えたことは大きかった

来年こそ、「残雪の涸沢編」コンプリートしたいと思います
2018.05.23 09:57 | URL | #- [edit]

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