南アルプス 鳳凰三山登山記 【速報版】
三連休の二日を使い、南アルプスの「鳳凰三山」に登って参りました
先のブログ記事では、今年の夏山は蝶ヶ岳~始まり...
更に「鳳凰三山 テント泊」は今年の三大 Challenge に位置づけ中盤に計画する筈でしたが
諸般の事情で(笑)、今年はいきなり「Challenge!」からスタートです
鳳凰三山、中々キツイ登山でしたが本当に素晴らしい時間を過ごす事ができました
先ずは、【速報版】にて山行の概要を纏めてみました
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薬師岳から観音岳に向かう「白砂の稜線」
薬師岳の後ろには、雲海に浮かぶ「富士山」... 暫し、呆けたようにこの景観に見惚れていました
今回のコース概要です
詳細は本編に纏めますが....
夜叉神峠駐車場に車を停め、「南御室小屋」にてテントを張りベースキャンプ
翌朝アタックザックを背負い薬師岳、観音岳、地蔵岳を縦走し、地蔵岳からピストンで南御室小屋へ
昼過ぎテントを撤収し、夜叉神峠駐車場へ...
水平移送距離:26キロ強、累計標高差:2800m強 と結構キツイ登山となりました
登山初日、南御室小屋までは、深い樹林帯を抜けてゆきます
杉、檜、コメツガ、シラビソと爽やかな針葉樹林の香りに包まれていると....
突然視界が開け! 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)の3000mトリオの登場です
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この日のルート上の最後のマーク「苺平」を抜けると..... シラビソの深い樹林に包まれた登山路が現れます
この坂を30分ほど行くと、今日の宿泊地「南御室小屋」のテント場です
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「南御室小屋」、この山小屋は写真写りが少し悪いです(笑)
この山小屋の写真を見て私はテント泊を選択しましたが、実物は手入れの行き届いた素敵なアンティークな山小屋でした
管理人さんもとてもフレンドリーで、山の楽しい会話ができました
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晴天の三連休初日、余り広くないテント場が満杯になることを心配して10時に到着したお陰で、私は良い場所にテントを張れました
昼食後、少しお昼寝をして4時過ぎにテントの外に出たら... この様に大混雑でした
右下のオレンジ色のテントがマイテントです
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翌朝は3時半に起床、星が出ている事を確認して....(良かった!!) 4時半に出発しました
三山の最初の山「薬師岳」の手前にある「砂払岳」に登った登山者はあの場所で後ろを振り返ります
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絶好の登山日和に感謝!
幾重にも重なる雲海の向こう.... すみれ色の富士山が浮かんでいます
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そして東方... 雲海の上に朝日が輝き、ふわふわの雲に陰影を作ってゆきます
本当に、雲の上を歩いてゆけそうですね
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薬師岳から観音岳に向かう稜線
森林限界を超え、ハイマツの緑と花崗岩が崩れてできた白砂のアクセントが美しい
この稜線で振り返るたびに、遠くに富士山が見えています
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鳳凰三山の中では最高峰となる観音岳(標高:2841m)から地蔵岳(オベリスク)を臨む
憧れのオベリスク(未だ小さいです)、その後ろに佇立するのが「甲斐駒ヶ岳」、そして右手には雲海の上に八ヶ岳
素晴らしい景観です
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鳳凰小屋への分岐点は白砂の中にあります
この辺り、サングラスを掛けないと照り返しで目をやられます
オベリスクがハッキリと見えてきました
人が集まっている広場から「アカヌケ沢ノ頭」に向かって、最後の急登が待っています
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憧れの「オベリスク」に到着です
一昨年、初めての南アルプスで登った「甲斐駒ヶ岳」、その中腹からみた鳳凰山の「オベリスク」は印象的でした
その時から何時かは登りたいと願っていた「鳳凰三山」、此処は想像以上に素晴らしい山でした
※ 地蔵岳の山頂部はオベリスク(地蔵仏)と呼ばれる巨大な尖塔があり、
鳥のくちばしに見立てられることから鳳凰の山名由来になっていると考えられている
オベリスクはこの山域の象徴的存在で甲府盆地からも注意して観察するとその姿を見ることができる
地蔵岳山頂の2個の巨石が相抱くように付き上がっていることから、
故人がこれを大日如来に擬して崇拝し法王山の名が付いたことが山名の由来であるとする説もある
※ オベリスク(仏: obélisque、英: obelisk)は古代エジプト(特に新王国時代)期に製作され、
神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)の一種。
近代および現代においては、エジプトに拠らず欧米の主要都市の中央広場などにも建設され、
その地域を象徴する記念碑である
以上 Wikipedia より抜粋
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この季節、アルプスは高山植物が見頃ですね
両手で岩稜にしがみ付いて登っていると、岩の間から出ている高山植物の鮮やかな彩りが和ませてくれます
この花は、緋色の花が美しい「コイワカガミ」
岩壁に張り付いたまま(笑)、次は高山植物で有名な山に登りたい.... そう思わせる魔力がありました
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南アルプス 鳳凰三山登山記 【速報版】をお届けしました
次は本編となりますが、どう纏めようか... 時系列か? テーマ毎か? 少し迷っています
あの山で見た景色への感動、拙い写真ですが少しでも私の感動がお届けできたら.... と願っています
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