凧と浜風

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高原の風とレンゲツツジと.... 美ヶ原トレッキング   【レンゲツツジ 編】

高原の風とレンゲツツジと.... 美ヶ原トレッキング
【速報版】から【トレッキングコース 編】、【美ヶ原牧場 編】と引っ張って参りましたが(笑)
今回が最終章となる【レンゲツツジ 編】です

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「アルプス展望コース」では、美ヶ原牧場の「牧歌的」な景色とは一味違った風景に出会えます
急峻に落ち込む谷、冬の厳しさを感じさせる針葉樹の枝ぶり、そんな景色の中にもレンゲツツジの群生を見つけました



5月から6月に掛けて、「日本百名山」に登録されている山に5つ登りました
これまでは余りこの「日本百名山」に拘りはなかったのですが、6月初旬に「大菩薩嶺」に登った時、
標高や登山難度とは違う、少し漠然とした「山の格」と言ったものを意識しました。

歴史、信仰、風土 等々、そうしたものも加味して、深田久弥さんに選ばれた山が「日本百名山」ならば、
深田さんがその山の何に惹かれたのか?見つけてみるのも興味深い、と思った次第です

と言う訳で、日本百名山に記されている「美ヶ原」の文章からの抜粋

全く、桁が外れて広い。美ヶ原の範囲はどこまでを指すのか知らないが、南の茶臼山から北の武石峰まで、広濶な山上の草原が、
果てしもないように続いている。さあ、どこでも勝手にお歩きなさい、といった風に続いている。
 その広さに、更に眺めを付け加えよう。以前松本平の人々は、美ヶ原を東山、北アルプスを西山と呼んだそうだが、
その西山の最重要部分、槍、穂高の連嶺を、東山からまざまざと眺めることが出来る。
その豪快な山容を鑑賞するのに、最も適した距離である。その眺めに呆然としてから、眼を他へ移すと、
別の多くの山々が我も我もと名乗りをあげてくるのに接するだろう。

深田さん、全く同感です(笑)

さて、日本百名山としての美ヶ原に惹かれたのと併せて、この時期の信州に吸い寄せられたのが「レンゲツツジ」
昨年、写真でこの花の群生を見て以来、今年は外せない!と思っていました

6月末に見頃を迎える美ヶ原の「レンゲツツジ」
しかし、その前に最盛期を迎えるはずの山梨県のレンゲツツジの名所では、軒並み「今年は不作」との報
出かける前にこうしたニュースを聞き、少しテンションが下がりましたが...
実際にこの高原に咲くレンゲツツジを見て私にはこれで十分でした!
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牧場の小高い丘に沿って咲くレンゲツツジ

レンゲツツジ:
全木にジテルペンのグラヤノトキシン、ロドジャポニンなどの痙攣毒を含み、呼吸停止を引き起こすこともある。
牛や馬にとっても有毒なため(ウマツツジ、ベコツツジの別名はこれらの動物に害を与える事から)
食べ残すのでレンゲツツジの群生地になっている牧場も多い
※ Wikipedia より

あれは、食べ残されているのですねぇ...(笑)、なるほど
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山の斜面、牧草や熊笹をアクセントにしてとても眼を惹きます
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王ヶ頭ホテルのブログにも、「王ヶ鼻」の辺りの群生の見事さが出ていましたが
確かに、思わず声が出てしまう程この一帯のレンゲツツジは見事でした
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ツツジと言うと、公園やホテルのお庭で十分手入れされた花園で出会う機会が多かったのですが、
山に登り始めて、西丹沢の檜洞丸の「シロヤシオ」に出会ってから、山に咲くスケールの大きな「ツツジ」の群生の魅力を知りました

そして自然の中に咲く花の宿命、花期となる初夏に先駆けた、冬、そして春... その季節の天候によって、表年、裏年が決まる

西丹沢で、表年の「シロヤシオ」の群生に出合った登山者は、その魔力に囚われて
毎年、初夏の西丹沢の様子がとても気になる... と言われています

信州の山々に咲く「レンゲツツジ」の魔力も同じなのでしょうね
表年のレンゲツツジに出合ったカメラマンは、今年は行かない!と言っているとの話も聴きました(笑)
でも、私は十分感嘆するレベルのレンゲツツジだったので、撮影を楽しんでまいりました
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レンゲツツジの咲く美ヶ原高原、輝く夏空の下で歩いてみたい
暑く、蒸し暑い街を抜け出して、高原の爽やかな風に吹かれたい
牧歌的な景色の中で草を食む牛を眺めながら、時間の経過を忘れたい

出かける前に思い描いていたテーマは全て実現できました
唯一の心残り、王ヶ鼻から見えるというアルプスの山々、今回は雲に隠れて見えませんでした
これは、次のお楽しみと言う事にします



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4 Comments

りら says..."kite31 様"
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針葉樹の枝ぶりはこの地だけの個性でしょうね
レンゲツツジの群生の赤が目を惹きます
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撮影者の感激が伝わってきます
私もその感激をお写真にて頂いています
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緑と赤の対比素晴らしいです
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山に咲くスケールの大きな「ツツジ」の群生の魅力・・・
良かったですね
レンゲツツジも撮影者に逢えて喜んでいると思います
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迫力ある景観に心惹かれます
Photo-15
出かける前のテーマは全て実現・・・
素敵なことですね
唯一の心残り、王ヶ鼻から見えるというアルプスの山々今回は雲に隠れて見えませんでした・・・
それは次回のお楽しみですね
私もそれを楽しみにしていますね 
2017.07.08 21:09 | URL | #sSHoJftA [edit]
きさく says...""
久しぶりに見た美ヶ原の牧歌的な風景、懐かしく見させてもらいました。
行ったのは何年か前の夏でレンゲツツジはすっかり終わっており緑の山肌を紅く染める景観は見事でしょうね。

もっと空気の澄んだ春先とか秋とか真冬とか.....ってやっぱりこの時期のアルプス展望は難しいですね。
2017.07.09 20:34 | URL | #mQop/nM. [edit]
kite says..."きさくさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

きさくさんは、私が初めて行くところに大体行っていますね(笑)
山で見る花の時期は難しいですね

レンゲツツジは比較的花期の長い花のようで、とても良い時期に当たりました

アルプスを見るのに丁度良い距離だと言う、深田久弥さんの名文に惹かれていたので、
とても残念でした

又、空気の澄んだ頃に行く事にします
2017.07.09 21:07 | URL | #- [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんにちは、コメントありがとうございます

旅(山)に出かける前、何処までその旅(山)のイメージを膨らませて出かけるか?
これは人それぞれでしょうね...


私は元々、旅に出かける際は周到に準備する方だったのですが、山を始めてからはその性癖が更に加速したようです

山に登る場合はその山に登るかなり明確な「動機、目的」がある訳で、登るからにはその動機付けを無駄にしたくない
そうなると事前に色々と調べて、イメージを膨らませて、計画に手を加えて、その登山のミッションが形成されます(笑)

まぁ、登るまでのこのプロセスを楽しんでいる所も大きいのですが

これができるかな?これが見えるかな?これはどうなっているのかな?
当然ですが、どれ程入念に準備しても計画通りに行かないのが普通で、
これも又楽しいのですが....想像以上だったり、想像以下だったりで(笑)

そして旅を終えた時、事前に想像していた景色との色々なギャップを振り返るのも又楽しいですね


今回の美ヶ原トレッキングは、こうだったらいいな、と思ったことが想像以上に叶えられた一日でした




2017.07.10 20:09 | URL | #- [edit]

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