凧と浜風

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雪の日本百名山 憧れの赤城山へ 【前編】

 雪の日本百名山 憧れの赤城山へ 【速報版】に続いての【前編】となります

この前編では、大洞の駐車場から全面凍結したカルデラ湖「大沼」を巡って「赤城神社」へ
そして神社の傍にある「黒檜山登山口」から山頂に至る高度差450mの登山の様子を纏める事に致します  


さて、今回登った【赤城山】のプロフィールですが、
赤城山は一つの大きな火山体の名称であり、同名の峰は存在していない
「榛名山」、「妙義山」と並び、上毛三山の一つに数えられ、日本百名山、日本百景の一つにも選ばれている
中央のカルデラの周囲を1200mから1800mの峰々が取り囲み、その最高峰は「黒檜山」(くろびさん、1,828 m)となっている
※ wikipedia より


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Photo-1
こうして見ると、凍結した大沼の何処で「ワカサギ」が良く釣れるのか?分かりますね
冬空の青、純白の氷と雪の広がり、そして赤城の山を覆う木々の黒、其処に赤城神社の紅一点
今回の登山でとても心惹かれた風景でした
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関越で二箇所の事故渋滞があり、赤城山への到着が予定より一時間半程遅れてしまいました
午前十時に目的地の「大洞駐車場」に到着、湖畔の駐車場は満車寸前でした

週末には前橋駅前から赤城山迄一日三往復の登山バスが出るとの事ですがが、丁度この時間にバスが到着
流石に人気の赤城山ですね、バスから沢山の登山者が降りてきました

以下に「赤城山」の登山コースのマップを載せておきます
ss-赤城山 


駐車場前にて登山準備をした後、目の前の「大沼」の湖畔に下りてみました
全面凍結している様子は、湖畔にある「青木別館の Twitter」で事前にチェックしていましたが、
本当に一面真っ白で(笑)、これでは何処から湖か分かりませんね

純白の氷と雪が眩しい、雪目防止にサングラスを装着して出発です
Photo-2
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冬に此処に来た登山者がよくやるという..... 全面凍結した湖面を少し歩いてみました(笑)

子供の頃に全面凍結した山中湖でワカサギの穴釣りをした事がありました
その時には事故防止のために湖上に立ち入り禁止の場所がかなりあった覚えがありますが、
此処は湖全体にかなり厚い氷が張っているようで、釣り人は自由に歩き回っていました
Photo-3
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赤城神社:
関東平野北西縁に立つ赤城山を神体山として祀る神社で、山頂にあるカルデラ湖の大沼・小沼や、火口丘の「地蔵岳」
そして「赤城山」そのものに対する山岳信仰に由来する
全国には関東地方を中心にして約300社の赤城神社があるといわれ、その中でも特に山腹の三夜沢赤城神社
または山頂の「大洞赤城神社」が総本宮とされる
※ wikipedia より

この赤い橋の先にあるのが「大洞赤城神社」ですね
Photo-4
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駐車場から黒檜山の登山口まで約20分ほど歩きます
この道路は大沼を周回していますが、「登山口」の先は除雪されておらず通行止めになっていました
正面に見える稜線が黒檜山山頂に向かう登山路のようです
Photo-5
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凄い雪!
鳥居の先に祠が見えますので、この雪の下に参道があるようです
Photo-6
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純白の冬景色の中に一際目立つ朱色の橋、本当に綺麗な橋ですね
正面の山頂にTV塔のある山が「地蔵岳」です
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赤城神社から大沼、そして地蔵岳を写します

昔は穴釣り専用の(橇の着いた)小さなバンガローを借りて釣りをしたものですが、今は皆さんテント持参のようです
きっとアウトドア用品も持参で、釣ったワカサギをその場で天ぷらにするのでしょうね
Photo-8
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さて、10時半に登山口に到着です
皆さん此処でアイゼンを装着して登山口に向かいます
登山者の様子を見ていると、殆どの方が6本爪の軽アイゼン、チェーンスパイクと前爪のついた本格アイゼンは少数派でした
私は下山路で鉄の階段や残雪の岩場を歩く事を考慮して、チェーンスパイクも持ってきましたが
先ずは6本爪の軽アイゼンで登る事にしました

サングラスにトレッキンブポールにスノーバスケット、雪山用のスパッツ..... と、皆さん準備万端
山頂までは高度差450m、(無雪期)CT80分の登山路となります

私は昨年この軽アイゼンで4度山に登りました
箱根の金時山に二度、そして丹沢の鍋割山と檜洞丸で各一度
4回共無くても登れる登山路をアイゼン装着の練習の積りで登りましたが、今回の赤城山はチョッと様子が違いました(笑)

山の場所により随分雪の質に違いがあり、その雪質の違いによって安全な歩き方も違ってくる事を実感
来年以降、本格的な12本爪のアイゼンを使う際には、正式な雪山のレクチャーを受ける事にします

黒檜山の樹林の間に作られた登山路を黙々と登ります
所々で樹林の切れた尾根からは豆粒のような釣り人が見えてきます
Photo-9
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今回の雪山登山で楽しみにしていた景色の一つは、山の樹林が白い雪や氷を纏った様子、霧氷や樹氷の林でした
でもこの黒檜山を中心に赤城の山は、雪を纏わぬ黒々とした樹が山を覆っていました

霧氷、樹氷のできる条件としては、気温、空気中の水分、更に「強い風が吹かない事」のようです
その点、冬の赤城山はかなり強い風が吹く様で、山頂に吹く強風予報の為に私は二度も登山を見合わせたほどでした
そう云えば...... 上州名物と言えば、xxx天下と「からっ風」(笑)、冬は強い風の吹く日が多いのでしょう

その冬に吹く強い北風のせいなのでしょうか、雪に覆われた山肌に生える木々は黒々としていました
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速報版にも一部アップしましたが、登山者の様子を写したものを三枚載せておきます
樹林の間に続く雪の登山を行く ..... これは「静」ですね
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じっと立っているのも辛い急坂を一気に登る登山者 .... これは「動」
慣れぬ雪の急坂、足に無駄な力が入ってしまうのか、此処で私のふくらはぎは悲鳴を上げました(笑)
Photo-14
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下の大沼に点在する釣り人の大きさで高度が推測できます、漸く山頂が見えてきました
此処から富士山が見えるとの事でしたが、残念ながらこの日は隠れていました
Photo-15
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雪山でなければ見られぬ様な景色が散見される登山路、目新しさに私は写真ばかり撮っていました(笑)

この雪庇(せっぴ)も、とても印象に残りました
先端には氷柱が下がっていますね、少し溶け始めたのか、大きなヒビも入っています
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怖いもの見たさで、そっと雪庇の先を覗き込むと..... 一見、柔らかくて優しそうな雪の出っ張りに見えますね
危ない、危ない
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雪庇の先に見える山の斜面
この辺りの樹林は若いのでしょうか、細い幹と枝、雪に埋もれて助けを求めているように見えますね
冬の日差しが強いせいか、雪に写った繊細な枝の影がとても綺麗でした
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登り始めはかなり明確なトレースが残っていて、其処に足を置きながら登ってきましたが
途中から、下山の登山者が滑って下った跡が増えてきて、登るルートの見極めが重要になってきました
無雪期のように赤いマークを直線的に登るのではなく、九十九折のルートを探しながら登ってゆきます
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しかし、冬晴れの日に山の上で見る青空は美しいですね
吸い込まれてゆきそうです
Photo-20
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12時半、漸く黒檜山山頂に続く稜線に到着です
この道標の埋まり具合が面白いので、皆さん此処で写真を撮ってゆきます
Photo-21
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黒檜山山頂から10分ほど歩いた先に展望台があるので、其処まで歩く事にします
周りの山々の冬景色も面白いでしょう
森林限界を越えた岩場の雪の着き具合、そしてその下の山容は尾根筋を濃く縁取りした様に見えます
Photo-22
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皆さん、この素晴らしい雪景色を見ながらランチタイム
私も展望台で景色を眺めた後、此処に戻ってきて昼食を取ることに致しました
いつの間にか、芳しいコーヒーの香りが漂っています(笑)
Photo-23
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此処には山座同定の為の「展望盤」が無くて、代わりにこのような案内板がありました
これで大凡の見当はつきますが、チョッと分かり難いですね(笑)
アルプスの山々が見えない、と云うのも何か新鮮でした
Photo-24
ss-DSC02544-2 (1)

風もなく、絶好の登山日和、本当に暖かかった
食事と食後のコーヒーをのんびりと楽しんだ後、駒ヶ岳に向かって降りて行くことにします


「黒檜山」の山頂から「駒ヶ岳」を経て大洞までの下山路を纏めた「後編」に続きます




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2 Comments

りら says..."kite31 様"
Photo-1
白の世界 赤が目を惹きます

Photo-4
やはり 赤い橋に魅了されますね

Photo-6
雪の中 存在する赤の鳥居 清きものを感じます

Photo-7
魅力的な赤の橋 それを充分に表現されています

Photo-13
雪山への憧れ 想うことが出来ます

Photo-14
登る方々の姿勢 どれだけ険しい斜面かがよく理解に及びます

Photo-16
雪庇 忘れられない光景です

Photo-19
赤いマークの意味 詳細に説明されていて興味深く拝読させて頂きました

Photo-23
皆さんの後ろ姿に安堵感が漂っていますね

2017.03.09 20:08 | URL | #sSHoJftA [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

黒檜山山頂までの登山記では、赤城山の橋と全面凍結した大沼の紅白の彩が
一番印象に残りました

無雪期に登る時でも、最初と最後の急坂は苦労するようですが、其処に雪が
加わるので、本当に足、特に脹脛への負担が凄いです(笑)

下山して駐車場へ戻ってきた後、登山靴を脱ごうとしたら、本当に足が攣りました
アスファルトの上に尻餅をついてシューズを脱ぐほど....、筋肉がプルプルと震えていたので
やはり雪山登山の体への負担は凄いです

後編に記しますが、そのままピストンで下山したほうが楽だったようですが、
チョッと違った景色も見られて、結果オーライでしょうか

雪山登山の、苦楽を知った登山でした
2017.03.10 21:41 | URL | #- [edit]

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