凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

初めての八ヶ岳へ 主峰「赤岳」登山記  【後編】

今年の「秋の長雨」は異常ですね
このブログに記している先週末の「八ヶ岳 登山」から戻って以来、ほとんど日照時間がない!と云うこと
爽やかな秋晴れが待ち遠しいです

さて、初めての八ヶ岳へ 主峰「赤岳」登山記 最終章は
【中編】の後を受けて、赤岳山頂より文三郎尾根を下って行者小屋へ、
テント撤収後は往路と別の【北沢ルート】を下って美濃戸口までの記録となります


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行者小屋から赤岳鉱泉に向かう登山路はコメツガの樹林帯の真っ只中
とても気持ちのよい林道でした

ss-赤岳
最終章の行程をマップで記しておきます
水色のライン:赤岳から行者小屋までの「文三郎尾根」の下り
緑色のライン:行者小屋から美濃戸まで、往路と別の北沢コースを下りました
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赤岳山頂に祭られた祠、私がこれまで見た「山上の祠」の中では、一番立派なものでした
でも、どうも別々の二つの祠が背中合わせにあるようで、チョッと奇妙な印象を持ちました
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さて、赤岳の山頂からの景色を少々
地蔵の頭から横岳に向かう稜線の景色、やはり横岳のゴツゴツした山容は独特ですね
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山頂ですれ違った登山者の方が、赤岳頂上山荘に向かって歩いてゆきます
天空を走る稜線、南八ヶ岳の縦走では、岩稜地帯をこうした景色を見ながら走破して行くのですね
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これから向かう登山路に目を向けます
雲海の向こう、遥かなる富士から目が離せません
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さて、それでは文三郎尾根を下ります
ガイドブックでは、今回のコースで一番注意を要する箇所との注意書きがあった場所、慎重に下ってゆきます
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鉄の梯子を下った踊り場
この後はもう富士山を見る事ができなくなるので、最後の写真を撮っておきます
少し気分を変えてモノクロで・・・
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確かに凄いルートですね
二つ先のピークを行く登山者の黄色いヘルメットが目印です
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難所を一つ越えました
此処で中岳から阿弥陀岳に向かう登山路と分岐します
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比較的スペースに余裕のある場所にはこうした道標が立っていますが岩稜地帯では岩のマークが唯一の頼り
途中で一箇所ルートを間違えて、其処から正規のルートに戻る際、チョッと危ない箇所がありました
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この後、かなり沢山の登山者とすれ違いましたが、比較的登山路の幅があるので安心でした
この鎖場も、登りと下りで別のクサリを使う事ができます
下にいる登山者に、自分がどちらから下りるか合図をしてから下り始めます
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山が深いですね
赤岳に連なる山々と、遠く霞むアルプスと ・・・・
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行者小屋から文三郎尾根を登る場合、山頂までコースタイム2時間の急坂を一気に登る事になります
特に、延々と続く天空の赤階段 これはきつそうです

此方の登山者のグループ、座り込んで暫く立ち上がりませんでした、お疲れ様(笑)
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階段の下まで降りてから振り返ると・・・・
皆さん、上を見ないで、できるだけ足元に目を向けていますね
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行者小屋が見えてきました
脆い岩の登山路が続くので要注意ですが、此処まで来れば後一息
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登ってくる方は、この後ずっと続く天空の階段を見上げて嘆息
私の感想から言えば・・・ 地蔵尾根から登る登山路のほうが劇的な景色を楽しめる様に思います
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朝行者小屋を出発してから約4時間、ほぼ予定とおりの時間で戻ってくる事ができました

前日、お話をさせて頂いたテント場のお隣さん、テントの撤収を始めていました
私は行者小屋のおでんが食べたくて・・・ それを頂いてから撤収作業をする事にして、ご近所の皆さんにお別れをしてきました

この日からテントを張る人も沢山居る様子、テントを張る場所は未だ十分あるのでおでんを頂く時間を猶予してもらいました
行者小屋のテラスで売っているおでん、未だ十分あったので、好きな具を頂く事ができました(笑)

さて11時、テントを撤収して下山します
帰りのルートは、登ってきた時の南沢で無く、北沢ルートを下ってみる事にしました
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北沢ルート
先ずは赤岳鉱泉まで30分、爽やかな空気の流れるコメツガの樹林を歩いてゆきます
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深い針葉樹林
間もなくこの高原も短い秋から、長い冬を迎えるのですね
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赤岳の山頂からも見えた「赤岳鉱泉」、此方のテント場も人気の様です
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赤岳鉱泉から、樹林帯を抜け、最後は長い林道を下ってゆきます
登山路は整備されて歩き易いのですが、南沢の方が八ヶ岳らしい景色が見られたように思います
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特に、美濃戸までの最後の50分ほどは、車も通れるような砂利の敷かれた林道
私は下りのこうした林道を歩くと、結構つま先にストレスを受け易い様で、最後は足の指を丸めて歩いていました(笑)
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ゆっくりと散策するには気持ちがよさそうな樹林が続きますが・・・
この辺り、2日間の疲れ、太腿の張り、つま先の痛み等々 諸々の疲れが溜まってきています

そして美濃戸、前後を歩いていた登山者が「到着!!」と言って、美濃戸山荘のベンチに駆け込むのを横目に、私はあと一時間歩きます
美濃戸にある山小屋の駐車場は一杯、林道の路肩にもかなりの車が停まっています
八ヶ岳はやはり人気のある山ですね

そして午後1時半、美濃戸口の駐車場に到着
八ヶ岳山荘では入浴もできるのですが、高速のSAで美味しいものを食べたいので着替えだけして出発する事にしました
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さて、初めての八ヶ岳登山 赤岳アタックの総括です

               1日目  登山 美濃戸口~行者小屋 :(南沢ルート)
               2日目  赤岳アタック 行者小屋→地蔵尾根→赤岳→文三郎尾根→行者小屋 
               2日目  下山 行者小屋~美濃戸口 :(北沢ルート)
美濃戸口(標高:1488m)、行者小屋(標高:2349m)、赤岳山頂(標高:2899m)
総歩行距離: 16.5キロ  獲得標高: 1498m 
技術度 ★★★、体力度 ★★★

若い頃から、夏のバケーションの場として馴染んできた八ヶ岳山麓
清里を中心とした小海線沿線、ペンションビレッジや清泉寮、そして高原ホテル
その頃から登る山として認識はしていませんでしたが、八ヶ岳はとても身近にあった山でした

今回初めて登った八ヶ岳、この山塊の一端を知り、この後また季節を変えて歩いて見たい
とても好きになってしまいました

テント装備を背負っての16キロ余り、標高差900m
翌日筋肉痛は残りましたが、無事に全行程を走破できた事で、10月に予定する涸沢の良い予行練習ができました

さて、次は・・・ 草紅葉の燃える 晩秋の尾瀬です




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2 Comments

りら says..."kite31様"
二枚目
赤岳山頂に祭られた祠
とても印象深いですね
山上の祠では仰るように類を見ない立派な建築ですよね

六枚目
巨岩に書かれた文字
文三郎中岳ココ下る ○・・・・・が心に強く残りました

十四枚目
木製の階段 その階段の赤く塗装されて部分
インパクトがありますね
迫力ある表現です
2016.09.25 09:04 | URL | #sSHoJftA [edit]
kite says..."りらさんへ"
おはようございます、コメントありがとうございます

山の上の祠や道標、そして何よりも山に向かう登山路
これを作るのはどれ程大変な事業だったか、と思うものに度々出会います

仕事、と云うだけでは説明のつかない情熱、
そういったものに突き動かされる・・・ 山にはそうした人を動かすものがあるのでしょうね

>文三郎中岳ココ下る ○・・・・・が心に強く残りました

こうした場所ではは、味気ない記号だけでなく、文字に出会うと何かホンワカします
気をつけて、路に迷わぬよう・・、書いた人の気持ちが汲み取れるからなのでしょうか

14枚目の写真
これを写した時「長い階段を終えて振り返って見た時の印象」が上手く現れた写真になったと思っています
降りてきた人と、これから登る人・・ 息遣いの違いが感じられそうです(笑)
2016.09.26 07:14 | URL | #- [edit]

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