凧と浜風

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後立山縦走記外伝(2) ゴタテの記憶

後立山縦走記外伝(2)は、ゴタテ(後立山)の記憶

今回の山旅でとても強く印象に残った風景、それを思い起こさせてくれる幾枚かの写真
そんな写真をザックリ括って、ゴタテの記憶として纏めてみました

ザックリと括ったテーマは
【難路】、【キレット】、【憧れの岩稜】、【雲いずる峰】、【名峰】
本当は目を楽しませてくれた高山植物も括りたかったのですが、気に入った写真が撮れませんでした
なので、今回はこの五つのテーマに沿って写真を整理してみました


最初は 【難路】 から

私のレベルの登山者が【難路】と感じるのは、技術的にとても難度の高い場所でなく(そうした場所には行かないので)
其処に立った時にその高度感、非日常的な感覚(笑)から、多少の恐怖を感じるような場所
そして、慎重に行動すれば無事に其処を渡ってその先から振り返ることができる、と確信できる
そうしたレベルの登山路です

今回、この難路と言う切り口で掬い上げた写真は三枚

唐松岳頂上山荘手前の登山路
登山路に散らばる落石、古びた木橋、木橋横のクサリ・・・ 
チョッとできすぎていて、テーマパークのセットのような印象も受けました(笑)
ss-DSC00022.jpg

同じく、唐松岳頂上山荘間近の登山路
落石の多さ、脆そうな登山路脇の岩、岩の間に咲く高山植物、ガスに覆われたこの登山路も難路のムードタップリでした
ss-DSC00035.jpg

此方は、私にとっては正真正銘の初めての本格的な【難路】の牛首
クサリを伝わって岩壁をカニ歩きしたり、高度感のある下り尾根を腰を落として下ったり、脆い岩を掴んで岩壁を登ったり・・・
今後の登山の幅を広げる意味からいっても、とてもいい練習になりました
ss-DSC00081.jpg


【キレット】

キレットとは:
山の尾根に現れる鞍部の特にV字状態に深く切れ込んだ場所の事で登山ルートでは難所の事が多い
この言葉は日本語の「切戸」からきている言葉で、主に長野県の山々に使われることが多い
足場の設置などかなり整備されてきてはいるが、事故もまだ多く毎年多数のけが人や死亡者が出ている

難度の高い【日本の三大キレット】の内、2つが後立山連峰にあります
「不帰嶮(かえらずのけん)」と「八峰キレット」
五竜岳から鹿島槍ヶ岳に向かう登山路に控える八峰キレット
牛首より明らかに難度の高いキレットが其処にありました
ss-DSC00230_20160813161932e5d.jpg

五竜岳からの下りの登山路
多少水平感覚が鈍ったまま写した写真だからでしょうか・・・ (笑)
山荘と山稜の位置関係が凄く不思議で、あたかも難所のキレットのように見えています
ss-DSC00250_20160813161945ff0.jpg


【憧れの岩稜】

唐松岳から五竜岳、今回、後立山連峰のこの縦走路に惹かれたのは、その美しい岩稜地帯を歩いてみたかったから

これは唐松岳頂上山荘から唐松岳に向かう登山路
ガスの中に縦走路が消えてしまっていますが、この山に向かう稜線の美しさは格別
ss-DSC00064.jpg


五竜岳に向かう険しい縦走路も、今回歩くのを楽しみにしていた【憧れの岩稜】の一つ
後に広がる雲海を意識して、少し険しさを強調したコントラストにしてみました
ss-DSC00221.jpg

同じく、五竜山荘から五竜岳に向かう登山路
急峻な斜面に爪で引っ掻いて作った様な細く、浅い登山路、こうしてみるとかなり儚げな印象ですね
ss-DSC00249.jpg


【雲いずる峰】

この縦走路の計画を立てるために、沢山の唐松・五竜の登山記録に目を通しましたが
その登山記録に添付された写真の中で目に付いたのが、五竜岳の眼下に広がる雲海や遠見尾根を駆け上る雲竜

今回の登山では、この雲が生まれ、峰を駆け登って来るダイナミックな景色を是非見てみたいと想っていました
ss-DSC00158.jpg

白馬村からゆっくりと雲の塊が登ってきて、山稜を越え、立山へと降りてゆく・・・
後立山連峰の山塊のスケールの大きさを感じさせる景色でした
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【名峰】

今回五竜岳に登ってみるまで、山の名前くらいしか知らなかった【鹿島槍ヶ岳】

初めて五竜岳の山頂から見たこの山の印象は強烈でした
更に、深田久弥さんがこの鹿島槍ヶ岳ヶとても好きだったと聞いて、今とても気になる山になっています

この山の魅力は何といっても両槍とその吊り尾根の美しさ、と言われていますが
確かに、独特の山容の山ですね

その登山ルートは兎も角として(笑)、近いうちに登ってみたい山の一つになりました
ss-DSC00233.jpg


後立山連峰の山旅シリーズはこれにて完結です

長い間の雪や風の侵食でできた険しい山並みと其処に広がる無数のお花畑
ここを訪れた登山者に強烈な印象を遺す後立山連峰
確かに2日間では、この山塊の魅力の一端に触れただけで終わってしまった事を感じています

毎年、其処に登り、あの景色に触れてみたい・・・ そうした想いを抱く山がどんどん増えてゆきますねぇ(笑)
でも、今年の夏山は【未だ見ぬ頂】を優先したいと想っています

後幾つ登れるかな・・・




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4 Comments

りら says..."kite31様"
一枚目
確かに東京ディズニーシー プロメテウス火山の登ったような気分になるお写真ですね

二枚目
赤のマーキングは何を表しているのでしたでしょうか・・・
お手数ですが お時間ある時教えて下さい

五枚目 六枚目 十枚目
赤の山荘がやはり印象深いです

後幾つ登れるかな・・・その夢は期待となり努力が実を結び現実となることを信じています


2016.08.14 19:01 | URL | #sSHoJftA [edit]
hckhc29112000 says..."こんにちは。"
唐松から五竜岳への縦走路の要所要所を良く見られていますね。
唐松・丸山直下のトラバースはとても危険な所で、冬はトラバースせず直登します。
雪の多い年などは8月でも滑落事故が起きる場所です。
下を見るのが嫌なのでガスが掛っていた方が良いのかもしれませんね。
思い出有る画像の数々にとても感動しました。
良い登山が出来ましたね。
2016.08.15 11:50 | URL | #ekCUXRGs [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

高山の登山路の補強にこうしたアンティークのような(笑)木材を使っているのを
余り見た事がなかったので、写真を撮っていても結構楽しかったです
唐松岳の山頂間近まで来ている安心感もあって、此処は一つのカメラスポットの様です

岩稜地帯で岩にマーキングされているのは、主に→(矢印)、○(丸)、×(バツ)の三種類
×印は、浮き石なので乗ってはいけない、或いはこの先は危険なので行ってはいけない
矢印は、この矢印方向に進め、です

そして○印は、分岐した登山路の中で正しいルートを示す場合が多いです
この写真のアングルでは写っていませんが、手前の岩に少し切れ込んだ路のような物が見えるので
「其方ではなく、このルートが正しいですよ」と間違えないように正しいコースを知らせています

山の中で、どんな季節、どんな天候でも見極め易いのが赤と云うことです
ガスで見通しの利かない中でこの山小屋の赤い屋根を見るとホッとします

>後幾つ登れるかな・・・その夢は期待となり努力が実を結び現実となることを信じています

ありがとうございます
8月末までの計画はほぼFIXできたので、問題はその後ですね・・・(笑)




2016.08.15 20:02 | URL | #- [edit]
kite says..."hckhc29112000さん(わたすげさん)へ"
こんばんは、コメントありがとうございます

確かに危険を感じる幾つかの場所に、「此処で滑落事故が起きた!」と云う注意書きがありました
あのトラバースで雪が残っていたら怖いですね

雨とガスに祟られましたが、高度差による恐怖心を感じない、と云う意味ではガスのご利益はあったかもしれませんね
でも、雨でクサリと岩が滑り易いのには困惑しました

>思い出有る画像の数々にとても感動しました。

ありがとうございます
多少手間がかかっても、ザックからカメラを出して記録した甲斐がありました

本当に、よい登山ができました
素晴らしい景色を見る事ができた充実感、予定したコースを完走できた達成感
帰りのバスの中で2日間の時間を振り返り、幸福感に浸っておりました(笑)
2016.08.15 20:50 | URL | #- [edit]

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