凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

雪の鍋割山から大倉尾根へ  【後編】

3月ももう半ば、冷たい雨の去った後、横浜も漸く春めいて参りました
季節の巡りは不思議ですね・・・ 毎年、お彼岸を迎える頃には、春の足音が確り聞こえてきます
来週はさくらの開花で春本番

さて、 雪の鍋割山から大倉尾根へ  【後編】 となります
ss-DSC06909.jpg
雪国のスノーモンスターの様な訳には行きませんが、葉の残った針葉樹が雪を纏った姿は面白いですね
普段は針葉樹→鋭角的、広葉樹→鈍角的 な印象が、雪を纏うと逆の雰囲気に変化します
ss-鍋割山1 - コピー
この日の登山コースの概要です
大倉バス停(標高:290m) - 二俣 - 後沢乗越(標高:800m) - 鍋割山山頂(標高:1272)
- 小丸分岐 - 大丸 - 金冷シ(標高:1368m) - 大倉尾根 - 大蔵バス停

前編の記事は赤字ルート(約8キロ)、後編の記事が青地ルート(約9キロ)となります
標高差:1080m 距離:18キロ コースタイム:7時間

※参考までに緑ルートが塔ノ岳からヤビツ峠に至る表尾根のコースです
............................................................................................................






晴れた日には、南に湘南の海、西には富士山も見えるのですが
この日の鍋割山山頂はホワイトアウト
広い草地も雪に覆われています
鹿の足跡が至る所にありましたが、残念ながら、その姿を見かける事はありませんでしたss-DSC06877.jpg

お昼時の鍋割山頂は登山者でイッパイでした
数に限りのあるベンチやテーブルを登山者同士でシェアして食事をしています

同席した若者二人、大倉尾根からまわって来たようで、軽アイゼンを装着していました
話を聞くと、外すタイミングを逃したとの事で、今からであれば装着せずとも尾根の下山は大丈夫の様子
あと、お二人がクッカーで作っていた「棒ラーメン」がとても美味しそうでした(笑)
ss-DSC06883.jpg

12時半、鍋割山稜を歩いて「金冷シ」、其処から大倉尾根を下るコースに出発です
車を停めた大倉バス停への到着予定時間は16時
先ずは、楽しみにしていた稜線の雪中トレッキングを満喫したいと思います
ss-DSC06885.jpg

山頂で様子を見ていると、後沢乗越方面にピストンで戻る登山者が多いようで、大倉に回る登山者は少ない様子
お陰で、前後に全く人影の無い、とても静かな山歩きができました
ss-DSC06887.jpg

この辺りは標高1200m、まさに「天空の雪の回廊」
稜線の横、かなり急峻に落ち込む谷もあるので、油断はできません
ss-DSC06891.jpg

聞こえるのは、時折枝から雪の落ちる音、そして私が雪を踏む乾いた足音だけ
この静かな山稜を1時間少々かけて走破しました
ss-DSC06896.jpg

ウェストポーチに入れたコンパスと温度計
コンパスは山座同定に時々使いますが、折角買った温度計は余り見る機会がありません
自宅の部屋で時折見ると、いつも20度前後を指しているので、本当に動くのかな・・・ と、少し気にになっていましたが・・・
気温は少し上昇して6℃、正常に動いていましたね(笑)
ss-DSC06899.jpg

鍋割山稜は、途中小丸、大丸の小ピークを越えてゆくので、それなりにアップダウンを繰り前します
歩き始め、指先が悴んでいましたが、この様な登りを繰り返すと直ぐに体が温まってきました
ss-DSC06900.jpg

この尾根、この山域では珍しい「ブナと針葉樹の美しい樹林帯」が続き、四季の移ろいを楽しむことができる、
と秦野市の観光案内にあります。
新緑、紅葉、そして雪を纏った樹、山の四季の姿を見るのは本当に楽しいです
ss-DSC06908.jpg

ss-DSC06910.jpg

ss-DSC06913.jpg

ss-DSC06916.jpg

金冷シに14時少し前に到着
此処は、塔ノ岳山頂と大倉尾根の分岐点になっています
600m程で塔ノ岳に着きますが、今日は眺めも期待できないので、此処から大倉尾根を一気に降りて行く事にします
ss-DSC06917.jpg

眼下に秦野の街並みを見下ろしながら急な坂を下る、大倉尾根の最初のこの景色がとても気に入っています
待っていたようにガスが晴れてくれ、下界が微かに見えています
ss-DSC06955.jpg

10分ほどで最初の山小屋「花立山荘」に到着
夏、大倉尾根を登ってくる登山者を誘う花立山荘の「カキ氷」の赤い旗が印象的なのですが
寒いこの日は、お汁粉とトン汁の札がかかっていました、商売上手な山小屋です(笑)
ss-DSC06957.jpg

さて、ここから長く、辛い通称「バカ尾根」の下り坂です
尾根の登山路は比較的広いので、急ぐ登山者が横を走り抜けてゆきます ss-DSC06960.jpg

この前大倉尾根にきたのは昨年の晩秋
その時、登山路の整備をしていましたが、この日降りて見て、随分下り易くなっていると感じました

これまでは階段の段差、幅が少し雑で、リズムに乗り難い階段でしたが、
これがかなり手直しされて、程よいリズムで降りてくる事ができるように改装されていました
ss-DSC06970.jpg

見晴し茶屋を過ぎると、殆ど雪が消え、青々とした針葉樹林が見えてきます
ss-DSC06972.jpg

金冷シから約2時間、大倉尾根を下りきりました
丹沢ベースの小屋の後ろから眺める「三ノ塔尾根」が好きで、いつも此処から写真を撮っています
ベンチで足を休めると、結構筋肉が張っています、明日はまた筋肉痛かな(笑)
ss-DSC06979.jpg

予定通り、午後4時に大倉バス停に到着

大倉尾根の後半、雪が消えた辺りからの泥濘! 
新しいシューズ「トランゴキューブ」を置いて来てよかった(笑)と思いました

大倉バス停では、トイレの横に洗い場が設けてありますが
大倉尾根を降りてきた皆さんの靴、スパッツ、ウェアに着いた泥の凄まじいこと!!


さて、速報、前編、後編と三回に渡ってお付き合い頂いた「雪の鍋割山から大倉尾根へ 山行記」
本格的な冬山、雪山に登るのは経験不足、でも雪山の写真が撮りたい ・・・
そんな夢を叶えてくれた今回の雪の丹沢登山でした

山に登り始めて1年、春、夏、秋と山に登る度に、いつも新鮮な驚きを受けてきましたが
冬、それも厳冬期の雪景色、この季節特有の幻想的な山の姿に感激いたしました

来シーズンは、雪の北八ヶ岳を歩くことができるよう、技術、体力の向上に努めたいと思います




【凧と浜風】   お付き合い頂き ありがとうございました
宜しければ、そっと応援して頂けると嬉しいです

にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村   







スポンサーサイト

4 Comments

yamatoumi says...""

kiteさん!こんにちは♪
素晴らしい景色~!雪がついた木々は芸術ですね♪
美しいフレーミングでうっとりします。
雪山の静かな雰囲気も伝わってきました。
そして、前編のお写真、遠目にみる山、上は白で下は木々のグリーン!すごく綺麗ですね。
無積雪から、雪の山に入る!って感じ♪ワクワクします♪

幻想的な素晴らしい景色をみせて頂きました。ありがとうございます(*^_^*)
そろそろキャンプかな?とワクワク♪楽しみにしてます♪
2016.03.17 13:05 | URL | #- [edit]
りら says..."kite31さん"
一枚目
まるで巨大なクリスマスツリーかのようですね

二枚目
白い大地にやや寂しそうに立つている木々
寒そうですよね
春がきて緑の服を着たら春服になるのでしょうね

五枚目
左右の枝の重なりの美
まるで雪の中 突如現れたトンネルかのごとく思えます

六枚目
稜線の描写
素晴らしいですね
私の目前にあるかのごとく感じ びっくりした程です

八枚目
温度計・・・・
素敵な被写体となってくれましたね

十九枚目
針葉樹林・・・・
仰視撮影かと思われますが・・・その迫力がよく伝わってきます

雪の丹沢・・・・自然の芸術作品はやはり素晴らしいと思いました

雪の北八ヶ岳 今度のシーズン お待ちしていますね
2016.03.17 20:41 | URL | #sSHoJftA [edit]
kite says..."yamatoumi さんへ"
おはようございます、コメントありがとうございます

丹沢の雪景色の魅力は、雪山と(雪の無い)冬山が混在している点かもしれませんね
冠雪した山と見比べて、冬枯れした山の魅力も再発見できた様な気がします

雪に埋もれた静かな稜線を歩きながら雪を纏った木々の姿を眺める・・・これはとても素敵な体験でした
車で登山口まで行き、登山靴と軽アイゼンで歩ける範囲でも結構写欲をそそる山があることが分かってよかったです。
来年は、もう少しだけ(笑)遠くに、そして少しだけ深く山に入ってゆきたいな、と思っています

>そろそろキャンプかな?とワクワク♪楽しみにしてます♪

ザックが先日届いたので、この週末にはシュラフ、マットを揃える予定です
yamatoumi さんのキャンプのブログ記事を参考に、4月中旬を目処に出かける予定です

ソロキャンプ、憧れた時期もありますが、当時はソロキャンプのハードルが凄く高かった・・
便利なものが色々登場して、工夫次第で素敵なキャンプができそうです

又色々教えてください
2016.03.18 09:43 | URL | #- [edit]
kite says..."りらさんへ"
おはようございます、コメントありがとうございます

今回の登山での発見です(笑)
針葉樹に柔らかい雪が積もると、とても素敵なオブジェになること
雪山だけでなく、冠雪していない山と雪山が並ぶことで、雪山の魅力が増すこと

週末なのに、登山路は比較的人影が少なかったので、ゆっくりと写真を写すことができました
見慣れた丹沢の山なのに、雪が積もった景色は本当に幻想的に変化しますね

自宅から丹沢を見ると、今は未だ雪が多いようですが、この雪もこの後は徐々に溶けてゆくのでしょうね
次は春の気配を感じる登山になりそうです。
2016.03.18 09:49 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://kite31.blog81.fc2.com/tb.php/716-1635317c
該当の記事は見つかりませんでした。