凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

南アルプスの貴公子 「甲斐駒ケ岳へ」  登山の章

南アルプスの貴公子 「甲斐駒ケ岳」へ
本編は登山の章、下山の章に分けて記事を纏めることに致しました


【登山の章】
芦安市営駐車場 -- 広河原バス停 -- 北沢峠:登山口 
甲斐駒ケ岳登山路 -- 双児山 -- 駒津峰 -- 六万石  -- 甲斐駒ケ岳山頂

※ 下記の地図の緑色のコース  ※※ 本日記事となります 
※ 下記地図の赤色のコースは、今回未踏のコースとなります


【下山の章】
六万石 -- 駒津峰 -- 仙水峠 -- 仙水小屋 -- 長衛小屋 -- こもれび山荘(泊)
-- 北沢峠 -- 広河原 -- 芦安市営駐車場

※ 下記の地図の紺色のコース



ss-memo4.jpg


ss-DSC_2134.jpg
Photo-1
秋空をバックにくっきりと浮かび上がる「甲斐駒ケ岳」 (駒津峰にて)
同じ白い花崗岩からなる山ながら、北アルプスの燕岳に比べ、この山の白く輝く岩肌は荒あらしく感じます

...........................................................................................................................




幾つかの有名な観光地を持つことで広く認知されている「北アルプス」に比べ、
「南アルプス」の山々の知名度はいまひとつ低いようです
日本第二位の標高を誇る「北岳」、私も登山を始めるまでこの山の名前すらうろ覚えでしたから・・・

南アルプスの山々はとても大きくて、その素晴らしい風景を見る場所迄のアクセスがかなり複雑
これが今回甲斐駒ケ岳への登山計画を策定する過程でとても感じた点でした

チョッと気になって、年間登山者数を調べてみたら ・・・・
北アルプス登山者:378,000 、南アルプス登山者:35,000 と、やはり大きな差となっているようです
(平成24年度の調査データより)


さてそれでは、甲斐駒ケ岳 登山の章の始まりです

自宅を深夜2時に出発して山梨県芦安市の市営駐車場に到着したのは未だ夜の明けぬ朝5時
此処から朝6時の一番バス(山梨交通バス)に乗って広河原に向かいます


ss-DSC_1974.jpg
Photo-2

雄大な南アルプスの山懐に入り込み、林道を約1時間走ると広河原のインフォメーションセンター

鳳凰三山や北岳への登山では、広河原をベースに登山を開始するので
とても綺麗で整備されたインフォメーションセンターが用意されていました

此処で1時間の乗り継ぎの待ち時間を経て、北沢峠行きのバス(南アルプス市営バス)に乗り込みます
此方のバス、約25分間で北沢峠に着きますが、途中の観光スポットではバスを停める等、きめ細かいサービスが印象的でした

ss-DSC_1978.jpg
Photo-3

朝8時半、北沢峠(標高:2030m)に到着
コメツガの深い森に囲まれた北沢峠 樹間から見えるのが本日お世話になる「こもれび山荘」

バス停前に綺麗な公衆トイレも整備されていますが、更に来春に向けて待合所の建物が建設中
南アルプス全体で、登山者向けの環境の整備に力を入れていること、とても感じました


登山の準備を終えて朝8時45分、憧れの「甲斐駒ケ岳」の山頂まで高度差930mの登山開始です
ss-DSC_2324_20151019091709d19.jpg
Photo-4

最初のポイントの双児山(標高:2649m)まで約2時間、樹林帯の間を縫うように急坂を登り続けます

九十九折の登山路の途中で少し視界が開けました
南アルプスから眺める最初の風景、中央アルプスが見えました
ss-DSC_2006_20151019092706623.jpg
Photo-5

森林限界を越え、深い樹林が途切れると、登山路脇にハイマツ帯が現れます
このハイマツ帯を少し歩くと「双児山山頂」です

先客の登山者が此処で休憩中だったので暫し談笑させて頂きました
この素晴らしい景色を前に二人とも少しハイテンション気味(笑)
ss-DSC_2049_201510182335185c7.jpg
Photo-6

正面に見える美しく、なだらかな山が南アルプスの女王と呼ばれる 「仙丈ヶ岳(標高:3033m)」
この山を見て、尾瀬の至仏山の柔らかな山容を思い出しました
ss-DSC_2024.jpg
Photo-7

仙丈ヶ岳から目を南に転じると、鳳凰三山が目に入ってきました
目を凝らすと微かに「オベリスク」の空に向かって伸びるシルエットが見えています
ss-DSC_2050_20151018233521f88.jpg
Photo-8

そして雪を纏った南アルプスの盟主「北岳(標高:3193m)」の勇壮な山容
ss-DSC_2094.jpg
Photo-9


この双児山山頂から少し下った後、ハイマツに覆われた斜面を駒津峰に向かって登り返します
ハイマツの間に登山路がくっきりと刻まれていますが、登山路に拡がる白い石が目に眩しい
ss-DSC_2068.jpg
Photo-10

この双児山、そしてその先の駒津峰からの素晴らしい眺めの中で
その穏やかな眺めで癒してくれたのが遠く広がる中央アルプスの山影でした
ss-DSC_2084.jpg
Photo-11

ss-DSC_2085_2015101823353916f.jpg
Photo-12

森林限界を越えたこの辺り、秋晴れの強い陽射しを受けるとかなり暑い!
朝から着ていたソフトシェルを此処で脱いでから再スタート

駒津峰に向かうこの登山路
眩しく、滑る、ザレ気味の登り難い場所でした

仰ぎ見ると・・・ 秋の青空はとても美しいけど、この坂結構キツイです
ss-DSC_2095_20151018233543ea7.jpg
Photo-13


12時少し前、駒津峰に到着
 北沢峠の登山口から700mの登り、ほぼコースタイムで此処まで登ってきました

しかしこの眺めは素晴らしい
日の沈むまで此処に座っていたいほど・・・・
ss-DSC_2115_20151018233602c6a.jpg
Photo-14

ss-DSC_2100_201510182335447d7.jpg
Photo-15

ss-DSC_2113.jpg
Photo-16

ss-DSC_2114.jpg
Photo-17

鳳凰三山の向こう側
雲海の上に見えるのは霊峰富士 富士山まで見えて感激です!!
ss-DSC_2117_20151018233603681.jpg
Photo-18

ss-DSC_2126.jpg
Photo-19

ss-DSC_2130_20151018233617eb0.jpg
Photo-20



この駒津峰で既に休憩していた登山者の皆さんと情報交換

此処から甲斐駒ケ岳山頂までの往復、コースタイムで2時間30分
そして、此処から山小屋のある北沢峠まで、2時間10分

休憩、昼食時間、撮影時間を加味すると 5時間少々
既に時刻は12時を少し回っていますので・・・

日帰りで帰る予定と言う登山者は、最終バスに間に合うように急いで行くことにします!
と六万石に向かってゆきました


私の場合、山小屋から
夕食は5時から、そして日の沈むのが早いので 「4時までに山小屋に入るように」
と念を押されているのが大きな制約条件

熟慮の結果、「今回は山頂まで行くのは諦め、この先の六万石まで行って引き返す」 事にしました

ss-DSC_2132_201510182336202c8.jpg
Photo-21

六万石と呼ばれる大きな岩に到着

此処に至るやせ尾根、クサリや梯子も無く、崖に直面するかなりリスキーなコースでした
腕の力だけで登る、そして足元を探りながら下る様な岩稜、この種の岩山に対し自分の経験が不足している事、痛感致しました


岩の傍で写真を撮っていると ・・・ 後から来た若者のグループ
長衛小屋にテント泊、だから帰りの時間は気にしないそうで、登山をとても楽しんでいました(笑)




ss-DSC_2145_2015101823362221b.jpg
Photo-22

甲斐駒ケ岳山頂直下まで行き、其処から仰ぎ見るものの ・・・・
途中から登山路が目で追えません(笑)

来年、腕を磨いて、上手な計画を立ててもう一度来ます
ss-DSC_2149.jpg
Photo-23

再度、痩せ尾根を通り、駒津峰まで戻ります

少し光の具合が変わったようで、先刻と眺めが微妙に変化しています
本当に360度、何処を見ても素晴らしく雄大な景色、見飽きません
ss-DSC_2180_20151018233635c50.jpg
Photo-24

ss-DSC_2199.jpg
Photo-25



南アルプスの貴公子 「甲斐駒ケ岳へ」  登山の章 はここまでです

下山の様子、山小屋泊、翌日の帰路の様子を纏めた、後半の下山の章 に続きます





【凧と浜風】   お付き合い頂き ありがとうございました
宜しければ、そっと応援して頂けると嬉しいです

にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
にほんブログ村   
スポンサーサイト

4 Comments

きさく says...""
甲斐駒に行かれましたか。
もう何年も前に逆コースで行きました。
南アルプスの山の中でも独特な山容の甲斐駒、あらためて写真で見せて頂くと登行意欲が湧いてきちゃいますね~。
本当は昨年予定してたのですが....
懐かしく読ませていただきました(^^)。
2015.10.19 21:56 | URL | #mQop/nM. [edit]
kite says..."きさくさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

色々迷って今回の登りコースに決めましたが、反対の仙水峠から登る方が正解のようですね。

独特の山容、登山路の眺め、山頂からの絶景、甲斐駒は本当に魅力的な山ですね。
山小屋に前泊して翌朝早出で登るのがお奨めだったのですが、体調がよければ翌日は仙丈ヶ岳まで登れるかな・・・
などと欲をかいたがために、どっちつかずの計画になってしまいました。

来年は、甲斐駒ケ岳に的を絞って、たっぷり楽しめる計画を立てたいと思います。

南アルプスにも、魅力的な山が沢山ありますね・・・
アクセスがよければもっと沢山の登山者が集まると思うのですが、比較的バス便に恵まれた甲斐駒、仙丈ヶ岳は
ハイシーズンは凄い人出だそうですね。

来年の楽しみが増えました(笑)


2015.10.20 20:54 | URL | #- [edit]
ローリングウエスト says...""
甲斐駒は過去2回登りましたが、初めての登山は甲斐駒神社からの日本三大急登・黒戸尾根からで本当にきつかったですがよき思い出です。
2015.10.21 07:08 | URL | #MUj2Eigg [edit]
kite says..."ローリングウエスト さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

あのコースを登られたのですか?凄いですね

南アルプス林道ができるまでは、甲斐駒ヶ岳への登りは黒戸尾根から、と言うことで、凄い難所だったようですね。
今も体力自慢の方が、このコースにチャレンジする様ですが、かなりキツイ登山をされているようです

しかし甲斐駒ヶ岳の魅力は尽きないようで、一度登るともう一度・・・、暫くするとあの山を思い出す
と言う方が多いようですね。

駒津峰からみた北岳、鳳凰三山、中央アルプス・・素晴らしい眺めが今も目に浮かびます。
年に一度は南アルプスに登ってみたい!と思いました。

2015.10.21 21:38 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://kite31.blog81.fc2.com/tb.php/663-77efa742
該当の記事は見つかりませんでした。