凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

  上高地・涸沢の秋へ  その(1)   

速報版に続いての 「上高地・涸沢への山旅の記憶」
写真のボリューム、時間の区切りから下記の3回に分けて記事をアップ致します
     
     その(1) 10月5日 :上高地バスターミナルから、明神、徳沢、横尾、本谷橋、Sガレから涸沢ヒュッテまで
                   ※ 下記マップで赤色のルート   ※※ 本日の記事となります


     その(2) 10月5日 :涸沢カールの景色を中心に、ピストンで明神池の畔 嘉門次小屋に戻るまで
                   ※ 下記マップで黄色のルート

     その(3) 10月6日 :嘉門次小屋から自然探勝路を通って、河童橋、上高地バスターミナルまで
                   ※ 下記マップで紫色のルート



ss-涸沢マップ2


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Photo-1
初日、涸沢に向かう登山路の花形の景色一つ  屏風岩の絶壁です
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まず最初に、この日の登山コースと標準タイムを整理しておきます
※ カッコ内は (区間標準時間 /累計時間)を表します

上高地バスターミナル → ●明神館(1:00) → ●徳沢ロッジ(1:00 /2:00) → 横尾山荘(1:10 /3:10) 
→ ●本谷橋(1:00 /4:10)→ ●Sガレ(1:10 /5:20) → ●涸沢ヒュッテ(0:50 /6:10) : 昼食

涸沢からの帰路 → ●Sガレ(0:30 /6:40) → ●本谷橋(0:40 /7:20) → ●横尾山荘(50 /8:10) 
→ ●徳沢ロッジ(1:10 /9:20) → ●明神館(1:00 /10:20) → ●嘉門次小屋(0:10 /10:30


バスの予約、山小屋の予約、紅葉の時期、自分の都合等を勘案して決めた日程ですが、
予定していた横尾山荘が予約できず、上高地寄りにかなり戻った「嘉門次小屋」に宿泊することで、
標準時間で10時間半の行程と、第一日目の予定がかなりハードになっています

日没時間、嘉門次小屋の夕食、風呂の時間から、17時前には山小屋に入りたい・・・
マップと時計と景色を睨みながらの登山スタートなりました


さて、それでは  山旅の始まりです

前夜10時半に新宿を発ったバスは満員の登山者を乗せ、予定より少し早い 朝5時10分に上高地に到着

初めての上高地、周りに聳え立つ山々の迫力に、改めて憧れの地に立った事を実感しました
バスターミナル周辺を少し歩き、登山計画書を提出、身支度を整え、朝6時に出発です
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Photo-2


初日の登山計画に余裕が無い今回のプラン
本格的な山岳路に入る「横尾山荘」までの3時間をできる限り切り詰められるよう林道を急ぎます


河童橋からのお馴染みの景色
この景色にも心惹かれましたが、これは明日ジックリと眺めることにします
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Photo-3


朝日を浴びた明神岳、穂高の岩肌の魅力
涸沢もお天気は大丈夫そう ・・・  憧れの涸沢への期待が高まります
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Photo-4

前穂高岳から南に延びる岩稜上のピークにある明神岳、 上高地から見上げると壁のようにそそり立っています
昇る朝日を正面から受けた明神岳はとても迫力ある山容を見せています
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Photo-5

梓川に沿って明神館前、徳沢ロッジと樹林の間を縫うようにして歩いてゆきますが
常に左横に見えるこの明神岳から目が離せませんでした
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Photo-6

明神岳の横から「前穂高(標高:3090m)」の姿が見えてきました
森林限界を超えた山頂付近、岩肌に生える草木はもう草紅葉、褐色に染まっています

この時期、涸沢は紅葉のピークを少し過ぎ、上高地は紅葉の見頃まであと少し、と言ったところ
明神館付近では麓の樹林の色付きは、未だ疎らでした
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Photo-7

徳沢ロッジに到着

やはりテントは自由でいいいですね
来年は涸沢カールにテントを張って宿泊したい! との 願望を持っています(笑)
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Photo-8

憧れの穂高を目前にして、この頂から目が離せない
少し歩いては、アングル、光、山肌の陰影の変化に惹かれて ・・・ この間、溜息をつきながらシャッターを押しています(笑)
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Photo-9

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Photo-10

バスセンターから2時間半で横尾山荘に到着、此処で初めての給水タイムです
此処まで標準タイムより40分ほど早く到着しましたが・・・・  この無理が祟って足にマメができ始めています

シューズを脱いで、足の状態を確認 ・・ マメの初期状態
痛む場所にバンドエイドを貼ってから、ソックス、インソールを足に馴染ませ、靴紐を結びなおし登山路に備えます


この横尾山荘前が涸沢、そして槍ヶ岳に向かう分岐点となります
槍に向かう登山者はやはり少し雰囲気が違いますね(笑)

涸沢に向かう登山者は、この横尾大橋(標高:1620m)を渡り、涸沢ヒュッテ(標高:2309m)まで距離で5Km、高度差700mを登ります
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Photo-11


横尾山荘から本谷橋までの1時間の登山路は殆ど登りの無い、景色の良い山岳コース
眼前に現れた「屏風岩」の圧倒的な迫力を楽しみながら歩きます
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Photo-12

屏風岩を正面から見据えて・・・
垂直に立ち上がった絶壁にしがみ付く様に生える草木が鮮やかに色付いています
この巨大な岩山、刻々と変化する岩肌の陰影は面白い
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Photo-13

屏風岩の麓には、鮮やかな色に染まった広葉樹林が広がっています
黄、橙、緑、紅 ・・・ 錦の絨毯を敷き詰めたよう
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Photo-14

屏風岩を通り過ぎても、幾度も振り返りながら(笑)、この岩山の山容に見惚れていました
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Photo-15

暫くは、梓川の源流となる渓流に沿って横尾谷を歩いてゆきます
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Photo-16

様々に変わる屏風岩の景色を楽しんでいるうちに、本谷橋に到着です

此処はとても気持ちのよい休憩地点
渓流に足を浸している登山者の方が沢山いました
此処から涸沢までの2時間が今回のコースで一番の難所なります

この時点で足のマメがかなり悪化、両足の親指の付け根から始まり、これを庇って歩いた影響で
左足の踵にも水泡ができています

山小屋に入るまであと6時間(!)、景色に気を紛らわせ、何とか騙しながら歩くしかないですね

屏風岩とも此処でお別れです

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Photo-17

周りの広葉樹の見事な紅葉に登山者の足が止まります
時間が余り無いので、適度に抜けせて頂きながら、Sガレまでの登山路を急ぎます
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ガレ場の白い石と原色の紅葉の対比
目の覚めるような、極彩色の紅葉が眼前に拡がっています
北アルプスの気候の厳しさが、この見事な色彩を生んでいるのでしょうね
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Photo-19

涸沢に向かう最後の休憩地点 Sガレまでもう少し
この辺り、沢と登山路がSの字状に曲がっていますが、この曲がりを抜ける度に変化する景色がまた素晴らしい


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Photo-20

Sガレに到着です
穂高連峰の岩の連なりをバックに、真紅に染まるナナカマド、そして鮮やかな黄色はダケカンバ
何という彩り! 山岳誌やポスターで見た景色が(笑)、目の前に広がっています
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Photo-21

前穂高から屏風ノ頭に連なる稜線
岩山に刻まれた険しい谷、でもこの紅葉の美しい色彩が山容をとても穏やかに見せています
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急坂の続いていた登山路の傾斜が緩やかになると、いよいよ涸沢カールが目前に迫ってきました
真紅のナナカマドの色彩が一段と濃くなってきました
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3000mの頂から下りてくる冷たい風が、火照った体にとても心地よい
流れる風にも彩を感じてしまうほど涸沢は秋一色

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Photo-24

傾斜が緩やかになった登山路横で振り返ると
秋晴れの青い空をバックに、北アルプスの山々の姿を見通せます
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漸く涸沢ヒュッテのテラスに掲げられた「吹流し」(※昔は鯉のぼりだったようです) が目に入ってきました
真紅に染まったナナカマドが登山路に零れ落ちそう・・・・・

あの先を曲がると、涸沢ヒュッテに到着です
チョッと ドキドキしています
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12時少し前に涸沢カールに到着しました
此処まで頑張って「涸沢での時間」 を稼いだので、何とか30分ほどの時間が取れました

穂高から駆け下りて来る風はとても冷たく、アッと言う間に体が冷えてしまいました
でもテラス席に座り、昼食のカレーライスを頂きながら、涸沢の清涼な空気を思いっきり吸ってまいりました


しかし、此処は何という場所なのでしょう ・・・
冷たい風に吹かれながら、この神々しい景色を眺めていると
神の降り立った場所 ・・・ 「上高地 = 神降地」   地名の謂れを思い出しました


時間の許す限り、涸沢カールの写真をたっぷり撮ってきました

上高地・涸沢の秋へ  その(2)  圧巻!!涸沢カールの紅葉

に続きます  




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2 Comments

きさく says...""
上高地、涸沢は初めてだったんですね。
それにしてもハードなスケジュールですねぇ。
屏風岩の紅葉も綺麗に色づいてますね。
屏風岩から本谷を経て穂高が見えるあたり、そして振り返って見る景色は大好きです。
しばらく涸沢も穂高も行ってないので、続きを楽しみにしてます。
2015.10.09 21:03 | URL | #mQop/nM. [edit]
kite says..."きさくさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

>上高地、涸沢は初めてだったんですね。

ええ、今年の春から登山を始めたもので、何もかもが初めての体験です(笑)

色々とプランを考えてみたのですが、早朝に上高地バスセンター、その日に涸沢嘉門次小屋に泊まって、
翌日の夕刻のバスで帰宅、これは固定なので・・・・

涸沢を見るならばどこかで頑張るしかない!と奮起してみましたが、涸沢にあの景色を見て頑張ってよかったと想いました。

>屏風岩から本谷を経て穂高が見えるあたり・・・

この辺り、本当に変化に富んだすばらしいコースですね。
涸沢に向かってこうした素晴らしい風景が絵本をめくる様に現れてくる

今度は、早春の若葉の頃にも出かけてみたい、と想いました

続編、明日にはアップするようにいたします(笑)
整理する写真も多いのですが・・・、それより思い出に耽る時間が長くて、中々進みません






2015.10.09 23:32 | URL | #- [edit]

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