凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

憧れの北アルプスへ 「立山三山縦走記 2日目」  

憧れの北アルプスへ 「立山三山縦走記 2日目」 の記録となります

2日目は、雨の降る中「内蔵助山荘」を朝6時半に出発
「真砂岳」まで戻った後、「別山」、「劒御前小屋」にて立山の縦走を完了
此処から雷鳥沢に沿って下り、「雷鳥平」、「ミクリガ池」を通って室堂ターミナルに戻りました
※ 2日目は赤のルートとなります 丸ドットは休憩地です

雷鳥沢を降り始めてすぐ、沢の様子を写そうとしたらカメラの電源が落ちてしまいました
雨には注意しながら写してきましたが、やはり無理はあったようです

※ 写真の無いパートは一部、ダウンロードの写真を使って記録をまとめてみたいと思います

ss-地図

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内蔵助山荘

日本最古の氷河と言われる「内蔵助カール」の横に建つ山小屋
数年前にリニューアルされたと言うこの山荘はとても居心地の良い山小屋でした

朝5時 この日も立山は強い雨が降り続いています
ss-DSC03460.jpg
Photo-1

内蔵助山荘の朝食は午前5時半~
前日の夕食もそうでしたが・・・・
特別なものはありませんが、とても丁寧に、心のこもった食事が準備されていて
食堂の雰囲気と共に、登山者の疲れを癒してくれる ・・・ そんな時間を頂きました

毎日、麓からボッカの方が届けるのでしょうね
キャベツを中心に野菜がとても新鮮で美味しかった
ご飯、味噌汁 ・・・ 冷たい雨の中に飛び出してゆく元気をいただきました
ss-DSC03464.jpg
Photo-2

内蔵助山荘のオーナー Sさんです
昨日は優しい笑顔を迎えてくれ、この日の出発には、十分気をつけて山を降りるよう気遣ってくれました
ブログに載せたいので、写真撮らせてください、とお伝えしたら
少し照れくさそうに応えてくれました
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Photo-3

内蔵助山荘の玄関から食堂まで
1階は2段ベットの相部屋、2階は個室になっています
お風呂はありませんが、トイレも洗面所もとても清潔でした
ss-DSC03468.jpg
Photo-4


内蔵助山荘から真砂岳に戻り、縦走路に沿って次の目標「別山」に向かいます
約1時間のコースタイム

暖かい山荘で寛いだ後なので、最初がキツイ
空気が薄い、雨が冷たい、風が強い、何も見えない、足元が滑る・・・ と、ぶつぶつ云いながら登り始めます
※周りには誰もいませんので(笑)
ss-DSC03477.jpg
Photo-5

丹沢のような整備された山を登っている登山初心者の目から見ると
雄山から大汝山、富士の折立の辺りの、道標、岩のマーキングは、ガスが深いときにはチョッと不安でした

踏み跡のはっきりしない岩場、ガスでコースの確認できないお天気では、黄色いマーキングの繋がりで
ルートを確認していたので、暫く途切れるとかなり不安になります

それと・・・
余り見たことのなかった「×」印

大きな岩のゴツゴツした面にこの「×」印があって
少し離れた場所なので、この×が矢印の矢の一部に見えて(笑)、 苦労して其処まで云ったら・・・
その先は絶壁! 怖い思いをして後戻りをしてきました

2日目の真砂岳から先は、適度な距離にこのマーキングがあって
全く不安を感じることがありませんでした

視界が利く時には全く問題が無いのでしょうね
また、家に戻ってから調べたら・・・
このペンキのマーキングは景観を汚す!これが無ければ歩けない初心者は勉強不足!
と言った論調で意見するベテランの登山者の方もいるようで
バランスが難しいですね

またまた 閑話休題

立山の自然の厳しさなのでしょうね・・・
綺麗な道標なのに、「劒」の文字以外、よく読み取れなくなっていました
読めないので、確認のために皆さんが撫でるので、もっと薄くなったのでしょう・・(笑)
ss-DSC03476.jpg
Photo-6

この日も吹き上げてくる風が強く、レインウェアを叩く雨音がかなり響きます
昨日と同じように、メガネを外し、フードの視野を極力広げてコースを確認しながら歩きます
ss-DSC03478.jpg
Photo-7

この辺りは踏み跡がかなりはっきりしている上に
谷から吹き上げてくる風が、ガスを薄めてくれている為、コースの確認がとてもし易く感じました
左側に落ち込む谷はかなり急峻です
ss-DSC03480_20150906204935bb6.jpg
Photo-8

本当は、この辺りから見下ろす「室堂平」の景色が素晴らしいのでしょうが・・・

縦走の間、見えたのはほんの足元の岩場ばかり(笑)
また、昨日はすれ違った登山者は、富士の折立の手前であった若い登山者のみ
コースの情報、風の具合、危険箇所、次の目標までの時間・・
フードを下ろして話をしたので、二人ともびしょぬれになりながらの情報交換 緊張の解ける時間でした
ss-DSC03481.jpg
Photo-9

別山に到着

山頂にある「祠」 祠の正面は左手にあります
岩で周りを固めて補強してありました
雄山神社に続き、ここでも登山の安全を祈願させていただきました
ss-DSC03500.jpg
Photo-10

別山南峯の山頂 
この先に「北峰」がありますが、全く見えないので今回はパスさせてもらいました
ss-DSC03496.jpg
Photo-11

この山頂、立派な祠もあり、比較的広い場所なので、「ケルン」が沢山ありました
此処から、「劒御前小屋」まで約100mを下ります
ss-DSC03498.jpg
Photo-12

大きな岩の向こうにある「別山沢」
急峻な沢には今も残雪が残り、ガスで視界が途切れるところまで続いています
ss-DSC03509.jpg
Photo-13

この坂を降り始めると、一段と強い風が吹き付けてきます
ハイマツの枝振りを見ても、此処は普段から、かなり強い風に晒される場所のようです
ss-DSC03515.jpg
Photo-14

フードを手で押さえ、風から顔をそむけるようにして坂を下りていると
少し先の岩陰に動く影が・・・  雷鳥とのファーストコンタクト(笑)です
風を避けながら岩陰でエサを啄ばんでいます

先週から
上野動物園の雷鳥の雛が5匹死んでしまった、とか
野生の日本サルがアルプスの雷鳥を襲った、とか
雷鳥に関するニュースを幾つか聞きましたが
これほどの厳しいアルプスの自然の中で生きている雷鳥
大切にしたいですね

驚かせないように、声をかけながら傍を通りがてら、写真を撮らせてもらいました
写真で見かける雷鳥に比べ眼光がとても鋭く感じました(笑)
このお天気、笑っていられないですよね
ss-DSC03531.jpg
Photo-15

しかし、劒御前小屋に降りる坂で出会った「風」は強かった
室堂から、雷鳥沢を駆け上った風が、このコルを通って「劒岳」方面に抜けてゆく
眼下の山小屋の上を、ガスが凄いスピードで流れてゆきます

腰を落としながら、ゆっくりとこの坂を下り、「劒御前小屋」に到着です
ss-DSC03540.jpg
Photo-16


冷たさで悴んだ指をもみながら、御前小屋で頂いたココア
紙コップから立ち上る湯気の何と美しいことか・・・(笑)

此処では、数名の登山者が天候の回復を待っていました
ss-DSC03558.jpg
Photo-17


本当はこの山小屋から、少し劒岳の方面に足を伸ばし
間近から「劒岳」の姿を見たかったのですが・・・
「君には未だ早いよ」 と言う、劒岳からのメッセージなのだと納得(笑)
次に立山に登った時、改めて劒岳に挨拶に来る事にします
ss-DSC03560.jpg
Photo-18

此処から「雷鳥沢」に沿ってコースタイムで80分、急坂を下りてゆきます

急坂とのことでしたが、丹沢の「犬越路」の方がキツイ印象でした
ただし、雨と雪解けの水で、沢にはかなり水が流れています

坂の途中でガスが晴れ、所々で立山の素晴らしい景色が見え始めていますが
写すカメラが無い(笑)

仕方なく、確り記憶に留めるべく、風景に目を凝らしながらこの坂を下りてきました


予定時間に雷鳥平到着
この雷鳥平、硫黄の匂いがきついですね

この日、雷鳥沢キャンプ場にはテントが一つだけ
登山者も予定変更された方が多いのでしょう

秋の長雨に祟られた立山三山縦走
素晴らしい景色を楽しみにしていましたが、これは次回に持ち越し
かなり厳しい環境下での縦走、細心の注意を払い、冷静にコースを確認しながら歩く
準備した装備を上手に使う・・等々

沢山の貴重な経験のできた縦走だったので、かなりの充実感がありました

登山の終点、ミクリガ池の畔でそんな思いをかみ締めていると・・・・
風がガスを払いのけて、目前に立山三山の姿を見せてくれました

青空はありませんが・・・ 登山の前に幾度見も見返したこの風景です

「わぁ~」と思わず声を上げたくなる景色
立山からの最後の とても大きなプレゼント

来年、快晴に恵まれた日、又此処に戻って来たいと思います

ss-立山
Down Load



速報版を入れると3回の渡る 憧れの北アルプスへ 「立山三山縦走記」  
長い、長い ブログ記事にお付き合い頂きありがとうございました


秋の長雨を通じ、季節は夏から秋へ
山は錦に染まり始めますが、山の環境は一段と厳しくなりそうです

今回の経験を活かして、装備の再点検をして
9月の「燕岳」、10月の「涸沢」へ  確りと準備をしたいと思います




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7 Comments

yamatoumi says...""
kiteさん!お気持ちがすごく伝わってきました。
ガスで数m先までしか見えない場合、印がないと分からないし
誰もいない高山、とても不安になると思います。
終始、緊張感を保たれていたこと、伝わってきました。

でも、そんな悪条件の中、鮮明で細かい描写のお写真を撮られているので、すごいです!
雷鳥の目までしっかり、分かります!
あの鋭い目は過酷な環境で生き抜く強さなのでしょうね。

そして、カメラ、残念・・・お気持ちわかります。
私も雪山で一度、故障させてしまいました。
防塵防滴だからと、少しぐらい大丈夫と思って使用しています(>_<)
以後、私も気を付けたいと思います。アドバイスありがとうございます。

kiteさん、次は北アルプスの女王ですね!楽しみにしていますね(*^_^*)
2015.09.09 09:18 | URL | #- [edit]
m_hiro says...""
こんばんは。おかえりなさい。
悪天候でカメラ残念でしたね。私も八甲田でダメにした経験があります。
登山者のいない初めての登山道。。怖いですね。ご無事でなによりです。

今年の高所は紅葉が1週間ほど早いようなので、9月の連休に千畳敷カール散策でも
行こうかと思ってます。尾瀬にも行きたいので中央アルプス~尾瀬ヶ原、
移動方法をあれこれ考えております。

涸沢カール、見頃と重なると良いですね。
2015.09.09 19:32 | URL | #I4ItglUE [edit]
kite says..."yamatoumi さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

私のブログ、ダイアリーの色彩の強いタッチを意識しているので・・・
今回の縦走での不安、緊張と言った感情をストレートに記したので、少し恥ずかしい部分もありますが
悪天候の縦走路、この雰囲気を汲み取って頂けるとと嬉しいです

写真を撮ると云う行為を通じて、ソロの縦走でも「冷静になれる」事を実感しました(笑)

自分の今見ている風景、その風景から感じ取れる感情、それを意識した上でカメラを構えると
凄く客観的な視点が生まれますね。

雷鳥も少しふっくらした体型から何となく優しい印象を抱いていましたが・・・
エッ! 目が少し怖いなぁ・・、と思いながら写したこの写真、メッセージ性が損なわれていなくてよかったです

カメラは本当に残念、何ともカメラに申し訳ない気持ちで一杯です
カメラのような精密機械を山や海に持ち出せば、壊れてしまうことも多いですね

特にカメラの場合、
濡れても乾けば大丈夫・・・とはならないので、注意が必要ですね
私も、今後は壊れる前に、定期的なオーバーホールを心がけたいと思っています

ええ、北アルプスの女王「燕岳」の準備に入りました
往復のチケット、山小屋の予約は済んだので、後はお天気を祈るだけです(笑)

北アルプス表銀座縦走路の入り口
(少し気が早いですが)来年の夏は何処まで行けそうか・・・、見極めてきたいと思います





2015.09.09 22:26 | URL | #- [edit]
kite says..."鍵コメさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

立山三山の縦走記、楽しんで頂けた様で何よりです

本当に、憧れのアルプスまで、
東京から其処までのアクセスは恵まれていますね
結構色々な選択肢があるので、条件を変えて色々検討する楽しさは何ともいえません(笑)

夜空の写真はどうでしょうね・・・
アルプスから見る満天の星空に心を奪われる方も多いようですが
未だ登山初心者の私、三脚をはじめあまり重装備を持ってゆけないので、撮れたら儲けモノ・・位に構えておきます






2015.09.09 22:33 | URL | #- [edit]
kite says..."m_hiro さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

登山をされている方、山でカメラを故障された方が多いようですね

多くの方から慰めと激励(私も・・・)を頂き、これはメーカーにフィードバックした方がいいな(笑)なんて、
本気で考えるほど。
山で悪天候にあった後は、壊れる前に適当な価格でオーバーホールして貰えると安心できますね。

今年の紅葉は早まりそうなのですか?
今年は夏の暑さが厳しかったからどうかな、と思っていました
千畳敷カールから尾瀬ですか・・素晴らしい山歩きができそうですね
是非、素敵な写真を撮ってきて、見せてください

今年は夏から結構台風が来ていますが、紅葉にどの様に影響するのでしょうね?

涸沢カール、
何とか山小屋を予約できたので、楽しんできたいと思います

涸沢の紅葉の見頃の写真は、凄いですねぇ・・
あんな景色が見られたら、益々山にのめり込みそうです(笑)
2015.09.09 22:46 | URL | #- [edit]
坂月沢蚊 says...""
初めての立山、天気が残念でしたね。それにしても私のいい加減な写真と比べて何と綺麗なんでしょう。
どうしてもパッと撮ってさっと先を急ぐようになってしまい、反省です。
9月の「燕岳」、10月の「涸沢」は天気に恵まれると良いですね。
素晴らしい写真、楽しみにしています。
2015.09.16 21:20 | URL | #- [edit]
kite says..."坂月沢蚊 さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございました

雨はとても残念でしたが、登山の経験の浅い私にとって色々と勉強になる、登山ができたと思いました

しかし、坂月沢蚊 さんは、随分アルプスを登られていますね
劒岳、槍、表銀座縦走・・・、ブログを拝見して、とても参考になりました

冬の間に、確り体力をつけて、来年も素敵な登山ができるようになりたいと思っています
また、色々教えてください。

2015.09.16 22:17 | URL | #- [edit]

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