凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

ひと夏の冒険譚(ぼうけんたん)

いつもより少し遠くまで
或いは、いつもと違った道を通って
見たことのない風景に出合い、その驚きを感じてみたい

幾つになっても(笑)、夏の暑さが「チョッとした冒険心をくすぐります」

今年の夏の冒険フィールドは 「山」
小説の中だけの世界、遠い憧れだった「北アルプス」へ、今年はその「入り口」まで出かけてみようと思います


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2012年夏  箱根峠 ヒルクライム
キツ~イ 九十九折の続く湯河原の「椿ライン」
この後、この巨大な壁の上を通る道路に向かいますが ・・・・ 一度の折り返しでのこの高度差
足を止めて、あんぐりと口をあけてコースを眺めた瞬間です

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しまなみ海道、とびしま海道へ  2014年9月
憧れの地しまなみ海道へ 三年越しの夢の実現
 尾道から始まったしまなみ海道のゴールは 「夕暮れ時の来島海峡大橋」
海の難所・来島海峡に架かる世界初の三連吊橋、下を流れる海流、夕暮れ時の島影・・いつまでも眺めていたい風景でした
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思い返せば、此処3年ほど、
夏に誘われて チョッとした冒険に出かけていました
過去3年間のそんな私の冒険譚(ぼうけんたん)から 「今年の計画へ」 ・・・・


【箱根ヒルクライム 2012年6月】

最初の 「その先の世界への誘い」は、3年前の夏にロードバイクで登った箱根峠

神奈川のローディーにとって、聖地のヤビツと並んで人気にある「天下の険 箱根」
どうせ箱根に登るなら、海抜ゼロから大観山(標高1011m)まで登ってみよう! と湯河原の吉浜海岸へ

海沿いの海抜0m地点から標高差1000m、約25キロのヒルクライムに挑戦

椿ラインの入り口は、湯河原の源泉横を流れる「五段の滝」から 湯煙の中からのスタートでしたss-DSC02218.jpg

峠の中ほどから、深い霧に囲まれた椿ライン
バイクが急坂をかなりのスピードで下りてくるので 霧の峠道はとても危険な状況
霧の晴れるまで路肩で暫しの休息 ・・ この写真はとても懐かしい
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苦労して登った「大観山」は深い霧の中でした
汗が冷えて、6月なのに震えるほどの寒さ、即、此処から200mほど下った芦ノ湖に向かいました
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芦ノ湖
いつも当たり前のように車で来ていた「芦ノ湖」の景色
もう、足がヘロヘロ ・・・  思わず、この看板を抱きしめたくなりました(笑)
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芦ノ湖畔で とても美味しい天丼(笑)を食べたことを、今もはっきり覚えています
帰路は箱根旧街道を下ります、この坂が箱根名物の「七曲り」
沢山のローディーが駆け下りてゆきます
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いつか もう一度登ってみたい
登った後の達成感はとても大きかった「箱根ヒルクライム」 
少し先まで行ってみる  その魅力に嵌ったと云う意味では、象徴的な冒険譚でした


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【道志川から山中湖 2012年7月】

同じ年の7月、ロードバイクのロングライド
これもとても気になっていたコース 「相模湖から道志川に沿って山中湖へ」 

相模湖から山中湖まで、ず~~と登りの46キロ
特に最後の山伏峠は、名にし負う難所の峠
その後は、山中湖から河口湖に向かって富士山麓を走り、最後は河口湖から相模湖まで一気の下り坂
炎天下のロングライド かなりキツイコースでした
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道志川に沿って走る峠道
此処にはたくさんのキャンプ場があります 
眼下のアップダウンを越えてきて一息つくと ・・・ キャンプの方が涼しくて楽しそう(笑)
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ず~~と、こうして傾いている印象でした(笑)
間もなく最後の難所 山伏峠です
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山伏峠を無事通過
このトンネルで記念撮影するローディーがとても多かった
トンネルの向こうは、もう山中湖です
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道志川を走って、山伏峠を登った人へのご褒美
この時間は雲を被っていますが、山中湖から見る富士山はやはり美しい
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河口湖からの帰路、国道139号から20号
灼熱の荒れた国道、すぐ傍をスピードを上げて走る車、延々と続く下り坂 ・・・ 夕刻、相模湖のデポ地に帰ってきてほっとしました

この時の冒険プランに、2度目はなさそうです(笑)


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【軽井沢から八ヶ岳へ  2013年8月】

2012年 10月に伊豆急を使って伊豆半島へでの一泊の輪行をしましたが
新幹線を使っての本格的な輪行の旅はこの時が初めて

この計画を立てた狙いは
● 早朝の静かな軽井沢をロードバイクで走りたい
● 小海線を輪行で使って、八ヶ岳の麓を走りたい
● 八ヶ岳から甲府まで、ブドウ畑の中を走りたい

全ての狙いが達成できた、とても素敵な自転車の旅でした


東京駅 新幹線の始発に乗り込みます
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早朝の軽井沢のサイクリングはとても気持ちが良かった

万平ホテルの裏に広がる昔ながらの別荘地ハッピー・バレー(幸福の谷)
迷路のような別荘地の道々は、苔むした石垣と石畳が続く ・・・・
聞こえるのは野鳥の声だけ
宣教師たちがその美しさに感激して「ハッピーバレー」と名づけたこの場所は軽井沢の散歩ルートの定番
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この日泊まったのは、懐かしい清里のペンションビレッジ
夏の夕暮れ時、ビレッジをぶらりと散策  高原のこの時間はとても爽やかで心地よいですね
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翌日も快晴!! 遠くに八ヶ岳の姿が見えます
私の若い頃、夏の高原と言うと八ヶ岳山麓でした 

牧場の柵ににロードバイクを立てかけ、草地に寝転ぶ愉悦
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ペンションのオーナーのお薦めで途中で寄った「明野村」
日照時間日本一のこの村の向日葵は見事でしたが・・・ 自転車で行く場所ではありませんでした(笑)
南アルプスに向かい合うような斜面、最後はロードバイクを押して上がりました

そして甲府盆地に広がるブドウ畑の中を走る快感

車で通り過ぎていたら、印象に残らなかったであろう沢山の風景

でも旅の最後は、連日の猛暑日で焼かれた灼熱の甲府盆地
駅の構内でロードバイクをバラした時の「耐えられないほどの暑さ」も今は懐かしい


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【大井川鉄道を遡上 南アルプスへ  2014年8月】

前年の八ヶ岳から甲府でのダウンヒルの 味を占めて・・・・

この年、9月に「憧れのしまなみ海道」への輪行を決意
これに先立って、こちらもずっと気になっていた大井川鉄道の輪行の旅を計画しました


大井川鉄道には、色々な鉄道の旅の魅力があります
                            ● 大井川に沿ってSLの走る鉄道
                            ● 機関車トーマスに乗れる鉄道
                            ● アプトラインではトロッコ列車に乗れる鉄道
 
この時の輪行の旅の概要は、
自宅からJRの金谷駅まで東海道線を乗り継ぐ輪行の往復
大井川鉄道で南アルプスに分け入り終点の「井川湖」まで行って、そこで宿泊
翌日、井川湖から大井川鉄道の起点の「金谷」までロードバイクで走行距離80キロのダウンヒル

さて、今年も大分話題になっていますが
「機関車トーマス」の人気の凄さ!
このトーマスのお陰で、トーマスを利用しない一般車両では車内がとても空いていました

でもこの時に感じたのですが ・・・ 間近で見る真っ白なトーマスの顔ってチョッと不気味
今年、母親に抱かれて、怖がって泣き叫ぶ子供の姿がニュースを見ましたが
怖がる子供の気持ちが判る気がしました(笑)
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金谷から千頭までがSLに乗れる路線
千頭駅より先は、トロッコ列車 『南アルプスあぷとライン』 で大井川を遡上します
赤い小さな列車が南アルプスの大自然の中をゆっくりと走る旅 旅の目的(自転車)を忘れるほど、本当に素敵な時間でした
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奥太井湖上駅
長島ダムのダム湖である接岨湖にかかる奥大井レインボーブリッジに挟まれた湖の上に浮かぶ駅
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標高686m あぷとライン最上流の駅「井川」に到着です
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自宅から10時間余り ずっと担いできた愛車を此処で組み立てます
途中で乗り換えも多かったので、固定が少し緩んだりして・・・ これも、しまなみ海道への予行練習です
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この日宿泊した井川湖畔の宿
食事がとても美味しく、夕暮れ時の井川湖の景色と共にとてもよい旅となる筈でしたが・・・

しかし 残念ながら、
翌日は未明からの大雨(天気予報では曇りだったのに・・・) 宿の女将さんの天気予報では「暫くこの雨は上がらない」
レインウェアは用意してありますが、ロードバイクで荒れて濡れた路面のダウンヒルはかなり危険  

とても残念でしたが・・・ ロードバイクを収納し、駅まで女将さんに送ってもらいトロッコ列車で帰路に着きました


終点の井川駅のお隣の閑蔵駅
うっそうとした林の中に佇む静かな駅で、杉並木がとても印象的でした
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如何に楽しいトロッコ列車でも、来た道をそのまま帰るのは・・・・ と思っていましたが、
鉄道の旅で、上りと下りでは見える景色の印象が一変することに驚きました

昨日は、近付きながら見ていた景色が、今日は離れながら眺めてる
この違いって想像以上に大きいですね

あの鉄橋をロードバイクで渡って・・・と、昨日はマップを見ながらコースを確認していましたが(笑)
多少、不完全燃焼の思いを抱えての「大井川鉄道の旅」でした
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大井川鉄道、トロッコ列車からの眺めはとても素晴らしい景色でした
今度は紅葉の頃、自転車なしで(笑)、秘境の温泉を楽しみに又行きたいと思いました


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【憧れのしまなみ海道へ  2014年9月】

夏のチョッとした冒険を繰り返すうちに、遠い憧れだった「しまなみ海道」がぐっと近付いてきました
そして計画を立て始めてから三年越しの夢の実現(笑)

早朝の新横浜駅ホーム しまなみ海道への旅に胸が高鳴ります
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しまなみ海道の本州側のスタートは尾道駅
駅前で愛車を組み立て、しまなみ海道 ゴールの今治に向かって出発です
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6つの島と7つの橋を巡る海道の旅

湘南生まれの私にとって、海を眺めれば、水平線まで見通せるのが当たり前
そして、海というのは波打ち際に向かって波の打ち寄せる「縦の水の動きが」当たり前でした 

でも・・・
波打ち際に立てば、遠くまで沢山の島が浮かぶ瀬戸内の海
島の間を流れる海流は早く、渦を立てて流れてゆく
全てが新鮮で驚きに満ちた海の眺めでした
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しまなみ海道の最後の橋 「来島海峡大橋」
旅の最後を飾るに相応しい景色

本当に、この橋へのアプローチが又素晴らしい
海峡を横手に見ながら、ループ上の坂を登ってゆくと巨大な来島海峡大橋の全景を見ることができます
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海峡を流れる早潮
狭まり、広がり、集まっては、拡がってゆく
早潮の軌跡が、潮目となって瀬戸の海にくっきりと描かれてゆく
青い空、青い島影、そして広漠と広がる青い海  まさに此処は圧倒的な「青の世界」
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旅の2日目は、「とびしま海道」を走り、呉に向かいます
海道の起点の岡村島までのフェリー
沢山のサイクリストを乗せて、来島海峡大橋の下を潜ります
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フェリーから見た「天子の梯子」
 ひたすらロードバイクで走り、海を渡った「しまなみ海道」の旅に比べ、
「とびしま海道」の旅は、まさに飛島(笑)、今治から岡村島へ、呉から広島へ
ロードバイクをフェリーのラックに預け、瀬戸内の潮風を受けながらの船旅
これも、とても記憶に残る風景です
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6つの島と7つの橋を巡るしまなみ海道の旅
沢山の思い出の詰まった2日間でした

瀬戸内の島に檸檬の花の香る季節、もう一度ロードバイクで走ってみたいと願っています


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さて、随分長い導入部(笑)にお付き合い頂き、ありがとうございました
此処数日、思い出に耽りながら写真を集め、記事を書いていたらすっかり夢中になってしまって・・・
冗長なブログは駄目ですね 反省!反省!!


で、今年の冒険譚は3編計画しました
過去3年、夏の冒険譚は常にロードバイクが傍にありましたが、今年は、ひたすら「山」です(笑)
                    ● 一つ目は、既に7月に出かけた「尾瀬の旅」
素晴らしい尾瀬の魅力に染まった時間、続編を晩秋に綴る事ができたら・・・と思っています

そして、この後の2篇の冒険譚
                    ● 8月下旬 「初めての立山」 北アルプスへの初対面のご挨拶 室堂平を周ってきます
                           → これは計画確定
                    ● 9月下旬 「初めての上高地」 上高地が錦に染まる前 涸沢辺りまで登ってみたい
                           → これは計画中、今月下旬までに確定予定

北アルプスの本を色々と買い込み、写真に見入り、山レポを読んでは「うっとり」しています
穂高、剱、槍、白馬 ・・・

来年、アルプスの幾つかの頂に登れるよう、
今年はその威容を間近で眺めてきたいと思っています。





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7 Comments

りら says...":kite31さん"
ロードバイクの魅力を素晴らしい表現力で描写されています
涼やかさが伝わるお写真が一杯ですね
まるでご一緒に旅に出たかのような気分になることが出来ました
有難う 美しい景観美 楽しませて頂きました
2015.08.07 23:36 | URL | #sSHoJftA [edit]
タコノアシ says...""
いいですね!
若い頃、ひとりで乗鞍から平湯をへて上高地を巡りました。
山岳ツーリングは苦しいですが、ダウンヒルは爽快、釜トンネルの排気ガスにはまいった(当時はマイカーが乗り入れて渋滞)思い出があります。
お気をつけて行ってらっしゃい。
2015.08.08 09:39 | URL | #hG7ZF4t. [edit]
kite31 says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

自分のテリトリーから少し離れてみるきっかけ ・・・ 私の場合、ロードバイク、写真、山が三種の神器のようです
特にこの3年間は、愛車と共に出かけ、旅先で愛車を駆る心地よさに染まっていました
ご一緒に旅先に出かけた気分で、その風景を楽しんで頂けたなら嬉しいです。

思えば、ロードバイクを担いで出かけた先には、必ず山があったように思います
山の懐に抱かれて自然に接していた去年まで、
そして今年は自分の足で山の中に分け入ってみる・・そんな体験ができそうです

今年の新しい冒険譚、又楽しんでいただけたらと思います
2015.08.08 22:40 | URL | #- [edit]
kite says..."タコノアシ さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

山岳地帯を走った思い出というのは、自分の記憶の中に凄く強烈に残っていますね。
若い頃にできたこと、できなかったこと

段々と年をとって来ると、若い頃のような無茶はできませんから(笑)
何よりも、身の丈にあった楽しみ方を心がけたいと思っています

今年は、アルプスのほんの入り口までで戻ってきます
憧れの頂まで行くのに、どのくらい距離(体力、技術、経験)があるのか?それを見極めてきたいと思っています

2015.08.08 22:47 | URL | #- [edit]
りら says..."kite31さん"
大井川鉄道
列車の中からの撮影 よく描写されていますね
赤い橋とエメラルドグリーンの湖の色調の調和が素晴らしいです
2015.08.10 21:10 | URL | #sSHoJftA [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

大井川鉄道、小さなトロッコ列車だからなのかな、沿線の素敵な景色に手が届く感覚で写真が撮れました

冷房など無いトロッコ列車、皆さん窓を全開、身を乗り出して写真を撮るので・・・
前の席の方が確り入ってしまったのですが、この写真はとても気に入っていたので、りらさんの目に留まってうれしいです

PS:
りらさんのブログ、訪問された皆さんの力の入ったコメントが沢山並んでいるので、
少し臆して・・・(笑)読み逃げで失礼しました
次は大好きな、生まれ育った湘南なので、コメントを入れさせていただく積りです。
2015.08.10 22:54 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.08.11 07:15 | | # [edit]

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