凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

梅雨空の下 丹沢 表尾根縦走 (2)



梅雨空の下 丹沢 表尾根縦走記 後編となります

後編は、
表尾根最大の難所「行者ヶ岳」 から「大崩壊地」を経て「新大日」、そして山頂の「塔ノ岳」までの登頂路
そして下山路、時間と天候を考慮して最短の「大倉尾根」を一気に下って大倉バス停に到着するまでの記録です

塔ノ岳からゴールの大倉バス停まで、標高差1200mの下山路
雨で泥濘と化した登山路 膝にキツイ下り坂でした


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行者ヶ岳に向かう下り坂の岩場に掛かるクサリ
濡れた岩が滑って、足を掛けるのに一苦労でした

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この日の丹沢、終日霧が掛かって見晴らしが悪かったものの
霧雨に煙る樹林 独特の景色に惹き込まれました

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午後2時 塔ノ岳山頂に到着
霧雨と強い風で座っていると寒いほど、手早く昼食を頂き、下山路に向かいました

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大倉尾根 堀山の家(標高950m)付近の下り坂 未だ尾根も半ばで先は長い ・・・ 
この辺りまで降りてくると、膝と脹脛がかなり張ってきています

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行者ヶ岳
古くから山岳信仰の盛んだった丹沢山塊

丹沢表尾根は日向修験の行者道があり、その中でも行者ヶ岳は修験道の開祖される
「役行者の像」 があったことからその名前が付けられた と言われるそうです

修行のための行者道、と言われれば納得してしまう様な難所
この辺りは表丹沢で一番崩落が進んでいるそうで、樹林が途切れ、荒々しい山肌がむき出しになっています


岩場に向かう前の稜線にチョッとした広場があります
5月に来た時、ツツジの咲くこの広場がとても和ませてくれました

ss-DSC01789_20150630151213817.jpg

さて、クサリ場です
約7mほどの高さのある岩場 斜度は約50度  此処に掛かったクサリを上手く使って降りてゆきます
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危険は少ないものの、どうやって降りるか?初めての場面では戸惑いますね ・・・・
ハイシーズンにはかなりの渋滞が生じると言うこのクサリ場
2ルートで混雑の緩和を図っています
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クサリ場を過ぎると暫く木道が続きます
樹林の途切れる辺り、明るくトンネルを抜けるようなイメージなので
この先で少し楽になるかな ・・・ って、これに幾度もだまされました(笑)
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クサリ場が終わると、尾根の崩壊の進む「大崩落地」
この日は、この辺りもすっかり霧に包まれていて、何処を歩いているのか分からない状態なので、
5月に歩いた時の崩落の場の写真を挿入しておきます
崩落地の崖の間に狭い梯子が掛かっているのが分かりますか?あそこがこの先の登山路です
【5月の表尾根縦走記より】
ss-DSC00138_20150630151044ed1.jpg

崩落地の間を縫う木道、階段を登って後ろを振り返って写した写真
チョッと ゾクゾクするでしょう(笑)
【5月の表尾根縦走記より】
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大崩落地の階段を越え、痩せ尾根を過ぎると最後の急坂が暫し続きます。
前回も感じましたが ・・・ この急坂が結構キツイ!
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午後2時 塔ノ岳山頂(標高1491m)に到着です

5月に登った時に続いて生憎のお天気
見晴らしのよさで人気の塔ノ岳なのに、何故か嫌われているようですねぇ・・・(笑)
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塔ノ岳に建つ山小屋「尊仏山荘」  すっかり霧に覆われています
この山頂で少し遅い昼食を頂くことにしますが ・・・ 悪天候で食べ難い(笑)
雨は降ってませんが、風が強く、霧が結構激しく流れて、少し肌寒いほど

登山者の皆さんも、少し休んで足早に下山してゆきます

さて、この後の予定ですが、
山頂の様子を見て、鍋割山を経由して下山する大層なルートも準備してきましたが
この天候では景色も楽しめそうもないし、何より、鍋割山の途中にある沢も避けたほうが賢明でしょう

と言うことで、
最短路 大倉尾根(通称:バカ尾根) の長い下り坂を下りてゆく事にします
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「塔ノ岳」 から 「金冷シ」 に向かう尾根
この斜面、整然と並ぶ杉並木と対照的に、自由奔放に木々がうねっています
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此処が「大倉尾根」の入り口

晴れた日には此処から相模湾まで見通せる素晴らしい景色が見えるのですが
残念ながら、この日は霧しか見えません
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階段、ガレ場、泥濘 ・・ 悪路を 50分駆け下りて 「堀山の家」 に到着
滑り易い下り坂 膝や脹脛にかなり負担が掛かっているようです 明日の朝 起きるのが怖いです (笑)
この山小屋の周辺の景色が気に入っているので 暫し撮影タイム
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大倉尾根には、途中に沢山の山小屋が立っています
この堀山の家は、尾根を下ってくると2番目に出会う山小屋となります

コアなお馴染みさんの多い 名物山小屋だそうです
此処から あと1時間半急坂を下り続けます
ss-DSC01892.jpg


堀山から暫く下りてくると 漸く霧が晴れてきました

途中で何箇所か このような平坦な気持ちのよい登山路に変わります
赤松に囲まれた尾根道 これだけで随分印象が変わります

そうそう ・・・
この先で鹿に出会いました(残念ながら、写真は取れませんでした)

丹沢では、何処も鹿の食害が問題となっていて、登山路では鹿の印(笑)をよく見かけますが
野生の鹿とは、今回がファーストコンタクト
生で見ると結構大きいですね  大きな角を生やした大人の鹿3頭が、目の前を横切ってゆきました
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霧が晴れてきたので、樹林の切れ目から景色を覗くと ・・・・
秦野の街並みの向こうに相模湾まで見えていました

塔ノ岳山頂の荒天が嘘のようですね
ss-DSC01914.jpg


杉並木の小路 尾根は大分平坦な道になってきました

この杉並木で久しぶりに登山者を見かけました(笑)
山小屋で泊まって来た様で、随分大きなザックを抱えた山ガール3名のグループでした
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2006年にリニューアルした 「見晴茶屋」(標高610m) に到着
此処まで来れば ゴールまであと少し
帰りのバスの時間を調べながら道を急ぎます
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三ノ塔尾根がみえました
この尾根、この大倉尾根と併走するように連なり大倉に至ります
やはり山頂はこの時間も霧に覆われているようですね
ss-DSC01933.jpg


午後5時 大倉のバス停に到着です
悪天候の中を約14キロの縦走、流石に疲れました

丹沢表尾根 2度目の縦走
疲れましたが、この人気コースはとても充実感がありますね

季節を変え、また歩きたい!  変化に富んだ縦走路を堪能した一日でした




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8 Comments

yamatoumi says...""
kiteさん!すごい!驚きました!
また行かれたんですね(*^_^*)また、と言ってしまってすいません(^_^;)
でも、毎週・・・?のペースで登られてて、ほんとすごいです♪
このペースで梅雨時期のこのコースを歩かれるんだったら、
至仏山と燧の両方、登れそうですね(*^_^*)
私は至仏しか登ってないんですけど、固有種のお花も咲いていて、素晴らしい山でした(*^_^*)
今回も素晴らしい山の景色のお写真、幻想的なガスの景色、すごく勉強になります。
尾瀬のお写真も今から楽しみです(*^_^*)ワクワク♪
2015.07.03 19:33 | URL | #- [edit]
りら says..."kite31さん"
コアなお馴染みさんの多い 名物山小屋だそうです・・・のお写真
私は山小屋のあるような山に登山をしたことがないので とても興味深く拝見しました

この杉並木で久しぶりに登山者を見かけました・・・のお写真
道の左右の杉並木の凛とした その姿 その湿気感
日本の山道は これほど 魅力的だったのですね
kite31さんは 私の知らなかったこと多くのことをお写真にて語って下さいます
それが 楽しみです
2015.07.04 05:50 | URL | #sSHoJftA [edit]
優の水彩画工房 says...""
霧雨を味方に付け 幽玄な木立の写真が撮れましたね〜
自然と一体化すると 次第に見えて来るものがあるのかなぁ…
2015.07.04 07:54 | URL | #- [edit]
ローリングウエスト says...""
初めまして、ローリングウエストと申します。新潟県柏崎生れ川崎市在住(横浜勤務)の57歳・中年オヤジ(山好き・旅好き・歴史好き)でございます。「凧と浜風」というハンドルネームに惹かれ覗いてみると、旅やミニハイクがお好きの様なので趣味が合いそうかなと思いコメント訪問させて頂きました。全国各地を飛び歩いている旅好きなマニアックなオヤジですが、また旅の情報収集も含めてときたま覗かせて頂きますので今後ともよろしくお願いいたします。
2015.07.04 13:08 | URL | #vt/OQYHM [edit]
kite says..."yamatoumi さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

色々と山のことを調べると、夏に出かけたい場所ばかり増えてしまって・・・(笑)
でも、その山に登るのに、どの程度の体力、技術が求められるのか?
自分なりの「量り」を持たないと計画が立てられず、丹沢で実績(尺度)つくりを少し急いでやっている状態です。
何事にも経験値、って重要すね。

遥かな尾瀬 ・・・
yamatoumi さんの尾瀬の記録を読ませていただき、大変参考になりました。
百名山を一気に二つは流石に無理でしょう(笑)
今回は尾瀬沼、大江湿原、尾瀬湿原、至仏山を回れたらいいかな。。と思っています。

間近になったらブログに計画をアップしたいと思います。
2015.07.04 23:33 | URL | #- [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

山小屋・・
私も随分昔に一度泊まったきりで、今とても憧れています。
この夏は山小屋泊、幾度か経験できそうなので、その素敵であろう(笑)記録をブログにアップしますのでお楽しみに

>日本の山道は これほど 魅力的だったのですね

本当に、これは私も山に登る度に驚いています
一つの山に登る過程で、これほどまでに色々な登山路を楽しむことができるとは思いませんでした
樹木、空気、匂い、路の感触 ・・これが又、季節の違い、気候の違いで変化するので、飽きることがなさそうです
そうした中でも、強く印象に残る風景に出会える幸せ
これがあるから、辛く、キツイ思いをしても山に登るのでしょうね。

りらさんが褒めてくれた写真も、この強く印象に残った一枚です
又新しい山に登り、素敵な景色に出会い、その写真を見て楽しんで頂けたら嬉しいです。
2015.07.04 23:48 | URL | #- [edit]
kite says..."優さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

そうですね・・
少し前まで、アウトドアを楽しむなら晴天!、写真を撮るのも晴天!
と強く信じていましたので・・・(笑)

雨、霧、雪、風・・、自然のあるがままの写真の魅力に触れると、その風景を目にする事のできる場面が
とても貴重になるので、どの様な気候、季節、時間も全て味方になりますね。

最近の登山用のウェア、シューズは全天候仕様なので、濡れても、吹かれても、汚れても気になりません。
そして汚れても、濡れても良い!と割り切れた時(笑)、自然が受け入れてくれて貰えた気がします

出かけるたびに、驚きを感じる風景に出会える、
山の景色は本当に奥が深そうです




2015.07.05 00:01 | URL | #- [edit]
kite says..."ローリングウエスト さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

はじめまして、ローリングウエスト さん。
ブログ、拝見いたしました。
素晴らしい山々の記録、私の憧れの山々に殆ど登られたようでとても羨ましいです。(笑)

松本に4月に行かれたのですね。
私は3月に松本城、善光寺に行ってきました。

川崎にお住まいとの事、
確かに趣味、旅の好み、そして生活圏も近いので、楽しいお話ができそうですね。
これからも気軽に遊びにに来て、コメントを入れてください。

此方こそ、これからも宜しくお願いいたします。
2015.07.05 00:12 | URL | #- [edit]

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