凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

初夏の西丹沢  霧に包まれた大室山、加入道山へ (2)  

「初夏の西丹沢 霧に包まれた大室山、加入道山へ」 後編となります

西丹沢自然教室から登り始めて4時間
中間地点の大室山分岐に到着

此処から加入道山までの縦走路、そしてそこから下り基調の登山路  残り4時間の山歩きの記憶となります


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すっかり霧に囲まれた大室山分岐
此処で昼食を頂きましたが、食べ終わったら何方もいらっしゃいませんでした(笑)
谷から登ってきた霧が、静かに目の前を流れてゆきます


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大室山から前大室へ
バイケイソウの海を木道で渡ります 流れる霧で木道が消えて ・・・ 私は何処に向かうのでしょうか?(笑)

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前大室から加入道山への縦走路
若い木々が、今は未だ疎らながらも 林に育っています  木の世代応対 上手く進むと良いですね


......................................................................




後編のコース概要です

西丹沢自然教室 → ツツジ新道入り口 → 用木沢出合 → 犬越路 → 大室山分岐  (※ 前回のブログ範囲)

(※ 今回のブログ範囲) 
→ 
大室山分岐 → 大室山 → 前大室 → 加入道山 → 白石峠 → 用木沢出合 → 西丹沢自然教室



最後のキツイ登り坂を終え、漸く大室山分岐に到着
暫し呼吸を整えた後、300m先にある大室山山頂まで行きます

晴れていてもこの山頂はブナに覆われていて、見通しが利かないようです
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11時半 ほぼ予定時間に山頂に到着 此処が今回の最高標高地点です

この山頂は山梨と名神奈川が共同で管理しているようですが、お互いに張り合っているのか ・・・
2県分あるから道標が多いです(笑)
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道志川方面から加入道山、大室山に登るコースも人気があるようです
辛うじて道標の文字が読めます 倒木も多かった山頂  この山の自然の厳しさなのかな
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大室山分岐に戻ってきました
2つあるテーブルのうち、手前のテーブルでは先客の方が昼食中のようです
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これだけ静かな霧の中にいると、人の姿が見えているのはなんとなく嬉しいですね(笑)
目礼して、奥のテーブルで昼食の準備に入ります
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物が動く時、それに伴い その大きさに応じた音がする ・・・・
でも霧が動く時、これほど圧倒的な 大きな動きが見えるのに 静けさしか残さない

目に見える景色と耳に聞こえる気配のギャップ 何とも幻想的な風景です
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そして 誰もいなくなった ・・・・
何か、クリスティーのミステリー小説の題名のようですが (笑)
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檜洞丸にもありましたが
西丹沢の山のモニュメントなのでしょうか 記念に撮影しておきます 
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犬越路から大室山 登山路には鹿の印(w)が かなり残っていました
鹿に食べられ、枯れたブナの林の後に生えるバイケイソウの群生 鹿はバイケイソウは食べないので
この群生が鹿によって淘汰されるようです

霧で濡れ、滑りやすくなった木道の上を歩いてゆきます
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檜洞丸に比べると格段に登山者が少ない大室山  とても静かです
時折、霧の中から忽然と現れる 「加入道山から登ってくる登山者」 とすれ違いました
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霧の晴れた一瞬 道志側の山並みを見ることができました
でも、この日は犬越路で一日分の山並みを眺めてしまったようで、この後も見晴らしには恵まれませんでした
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さて、ここからの急坂を下りると、風の通り道となる鞍部に至ります
「破風口」 ・・・ 凄い名前ですね
上から急坂の様子を見たいのですが、霧で視界が遮られています
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道らしいものがない 破風口への下り坂
流石に、風の流れるこの鞍部には余り霧が掛かっていません
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破風口の道標です
確かに、此処に立っていると西丹沢の谷を昇る風が 道志に流れてゆくことを感じます
丸太の塀越しに覗くと、谷底が深い・・・
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破風口より前大室に向かって登り返します
この後、加入道山まではこうしたアップダウンの繰り返しが続きます
残り少ない体力が 徐々に削り取られてゆきます
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前大室までもう少し
この辺り、一段と霧が深くなってきました
乳白色の霧に囲まれ、陽射しが薄れ、いつの間にか周りは無彩色の世界です
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突然、前大室に到着
道標前の広場で若者のグループが昼食の準備の真っ最中  なので、霧の中でも其処だけとても賑やかでした
加入道山方面から登ってきたとの事  彼らのコース、未だ先は長そうです(笑)
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前大室から少し登り返して 加入道山に至ります
この間、稜線上の登山路を歩きます
殆ど 何も見えない(笑)  今、この時間帯を思い返しても 記憶がぼやけていて、夢の中にいたような気がします
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加入道山に到着です
此処には、避難小屋がありました
西丹沢の避難小屋、緊急時のシェルターですから、何処も綺麗に整備されていました
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最後の難所の白石峠に向かう登山路
霧に囲まれていますが、歩き易くて、とても気持ちがよいコースでした

重いザックを背負い、乳白色の霧に包まれながら、静かな稜線を歩く ・・・・ とても、不思議な体験でした 
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白石峠に到着です
此処から一気に峠を下り、用木沢出会いに至る 約50分の最後の下りコースです
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白石峠で唯一のクサリ場
白石峠はあまり危険な箇所はありませんが、登山路が崩れていたり、コースが不明瞭になっていたり ・・・・
疲れた足にはかなり応える 長い下り坂でした
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白石峠
その名の通り、古くから白い大理石の産出地として有名な土地だったようです
暗く、急な坂道に 不似合いな大理石の岩が白く浮かび上がります
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疲れてきた足にはとても応える下り坂
浮石も多く、滑る、崩れる、足を取られる   結構神経を使って降りてきました
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漸く杉並木のある お馴染みの登山路につきました
此処まで降りると霧も晴れ、登山路が明るくなってきます あと10分で林道への出合です
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急坂が平坦になると、渓流のせせらぎが聞こえてきました
漸く、沢に出ました
写真を撮ろうとしたら、膝が笑っていて 狙ったアングルで静止できない(笑)
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用木沢出合まであと少し この林道を20分ほど歩きます
小さな石が沢山落ちているなぁ・・、と思っていたら、林道横の山肌から崩れてきているようです
「落石注意」の張り紙がありましたが、確かにこの辺りは岩が脆そうです
山から離れ、できる限り川に近い側を歩くことにします
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用木沢出合を過ぎ 西丹沢自然教室まであと少し
時刻は3時半 沢山のキャンパーが、水遊びに興じています
とても、長閑です ・・・・
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午後4時少し前 西丹沢自然教室の駐車場に到着
流石に、少し疲れました


この日のデータです
最高標高 : 1587m (大室山)
歩行距離 : 約14.4キロ
標高高低差 : 登り:1327m  下り:1327m
歩行時間 :7時間50分 (休憩時間含まず)
歩数(参考値) :29,500歩


でも、西丹沢の山は人を惹き付けますね

登山ルートの途中にある大滝の魅力の「畦ヶ丸」
檜洞丸から蛭ヶ岳、丹沢山に抜ける丹沢主峰縦走

秋の紅葉の季節までに 登ってみたいコースです


いよいよ梅雨も本番 登山日和の週末は、とても貴重になりますね


初夏の西丹沢 登山記録 お付き合い頂きありがとうございました


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4 Comments

りら says..."kite31さん"
一枚目のお写真
霧中の中にある 切り株 それは芸術的ですね
自然は 伐採された木材 さえ こうしてその美を損なうことがありません
その伐採された木材は森のオブジェのごとく思えます
素晴らしい構図です 魅了されました

毎日楽しみに拝見させて頂いています
2015.06.25 19:20 | URL | #sSHoJftA [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

前編に比べ、後編は霧の中の景色が中心、彩りも対象物も少し寂しい写真になってしまいましたが、
伐採された木材、切り株に「美しさ」を見出して頂き、恐縮です。

倒木、立ち枯れした樹木、伐採されて残った切り株
西丹沢の厳しい自然を知ることができます

少し大げさですが・・・ これは北海道の野付半島の「トドワラ」に通じる美しさですね。

山歩きも後半、結構疲れ、五里霧中の山の中で写真を撮ってきたので、
ご覧になった方はどうかな・・・、と思っていたので、後編の写真を楽しんで頂けたと聞いてとても嬉しいです。

2015.06.26 20:02 | URL | #- [edit]
yamatoumi says...""
kiteさん、ガスの中の景色、素晴らしいです。
水墨画のような無彩色の世界で、そうそう、こんなガスの中を歩いていると、
まるで夢の中にいるような気分、分かります♪
幻想的な景色でどのお写真も、素晴らしいです(*^_^*)

私はkiteさんみたいにキレイに撮れないので、ミラーレスのレンズのお話、楽しみにしています♪
と、言っても腕をあげないといけないのですが・・・(^_^;)
色々教えて頂けると嬉しいです♪
2015.06.27 14:36 | URL | #- [edit]
kite says..."yamatoumi さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

山の麓はかなりよい天気だったので霧が薄まると薄日が差し木々の緑が蘇り、
霧が深まると薄暗く彩りも消えた無彩色の世界・・・ 本当に、街では出会えない、非日常的な景色に
出会える喜び、山の魅力は尽きないですね

疲れが溜まった状態で、霧に囲まれた稜線を歩いていると、チョッとした幽体離脱(笑)に陥りそうで
撮ってきた写真を見ても、いまひとつ記憶に残っていないような・・これは危ないですね!

ミラーレスのレンズの件というのは・・・、私にとって
山に持ってゆくカメラ、レンズに関する葛藤の記録(笑)なので、参考になりますかどうか

素敵な山の写真を撮っているブロガーの方に、登る山に応じて持参されるカメラ、レンズをどう考えているのか?
色々お聞きし始めていますが、これは参考になりますね。

重さと機能のトレードオフ、どのような写真を撮りたいか?でもその山に前に登るまで分からない、と言うジレンマ。
少しでも沢山の景色も見たいし、歩きたい、それでいてジックリ写真を撮るために適切なカメラ、レンズを選びたい
悩みは尽きませんねぇ・・・
2015.06.27 23:18 | URL | #- [edit]

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