凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

初夏の西丹沢  霧に包まれた大室山、加入道山へ (1)   

5月に初めて登った西丹沢の山 「檜洞丸(ひのきぼらまる)」 
あの日、新緑の西丹沢で目にした景色は、今もとても印象に残っています
中でも、疲労困憊してたどり着いた難所の「犬越路」、そして その後ろに控えた大室山の偉容は忘れられません

そしてこの日、西丹沢に悠々とそびえるブナの山、「大室山」に登って参りました


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西丹沢自然教室から歩き始めると、すぐにその正面に大室山(標高:1587m)が見えてきました


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犬越路から眺める西丹沢の山並み
5月、疲れ果てて(笑)此処にたどり着いた時に眺めた風景、 でも、緑の深まりに初夏を感じます

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犬越路より大室山に向かう登山路は乳白色の霧に覆われていました
通り過ぎていった登山者の姿も、すぐに霧に中に消えてゆきます


......................................................................




5月に犬越路から見上げた大室山の姿は、チョッと近寄り難い印象でした
でも、いつかは登ってみたいと思っていた大室山、私なりに準備を整えての挑戦となります(笑)


この日のコース概要です
また性懲りもなく、300枚を越える写真を撮ってきたので(笑)、ブログを2回に分けさせていただきます


西丹沢自然教室 → ツツジ新道入り口 → 用木沢出合 → 犬越路 → 大室山分岐  (※ 今回のブログ範囲)
(※ 次回のブログ範囲) → 大室山分岐 → 大室山 → 前大室 → 加入道山 → 白石峠 → 用木沢出合 → 西丹沢自然教室

歩行距離は14.4キロ
コースタイムは8時間10分
これまで登った登山コースの中では、一番タフなコースとなります


「大室山」と言う名前の山は、全国に結構あるようですね
今回登る「大室山」は、山梨県と神奈川県の県境にあり、山梨の100名山に名を連ねるそうな・・・

また、八王子近郊や相模原北部からは、この大室山はひときわ高くそびえ、
富士山を隠してしまうので「富士隠し」とも呼ばれる重厚な山容の山


まずは前半、大室山分岐までの登山レポートです

【西丹沢自然教室 → 用木沢出合】

朝7時、西丹沢自然教室に到着、5月にシロヤシオの花を観に来た時の混雑が頭にありましたが
この日の駐車場はかなり空いていました
あの時期、シロヤシオに染まる西丹沢が特別なのですね

朝の西丹沢地方は快晴、早朝の気持ちの山の空気を吸いながら西丹沢自然教室から用木沢出合に向かいます
新緑の頃に比べ、山の緑がすっかり濃くなっています
初夏、いよいよ本格的な山の季節到来です!!
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西丹沢自然教室の西にそびえる「畦ヶ丸」

この山の谷は何れも急峻で、その谷には丹沢でも有数の大滝があるとの事
大室山の次に登ってみたい、と思っている西丹沢の山です
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檜洞丸に登った時の入り口、「ツツジ新道」に到着
西丹沢では沢を上る登山ルートが多く、雨の多い季節では要注意との事
此処の沢を見る限り、昨日の雨の影響はなさそうです
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ツツジ新道入り口の道標
4つの注意事項、ひとつひとつにうなずいてしまいます、特に3番目(笑)
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丹沢山塊は神奈川の水瓶
特に西丹沢は、豊かな水の流れる渓流が沢山あります
川の瀬音が静かな西丹沢の朝に響き渡ります
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西丹沢の清流に沿って、沢山のキャンプサイトあります
土曜日のこの時間は閑散としていましたが、山を下ってきた時にはかなり混んでいました
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西丹沢自然教室から舗装路を歩いて30分、用木沢出合に到着です

此処から犬越路まで2.5キロ  コースタイム100分の登坂が始まります
そして7時間後、予定通りに下山できれば、3.8キロ先の白石峠から此処に到着する筈です
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【用木沢出合 → 犬越路】

ガイドブックによると
犬越路から大室山の肩まで一気に500mの登りは、丹沢でも一、二を争う稜線上の登りである。
山頂近くの稜線はうっそうとしたブナの大木で覆われ、深山の雰囲気が漂っている。
 との事
 
5月に来た時には檜洞丸から犬越路の難路の方が印象的でしたが
確かに、一気に下ってきたあの坂、登るのは大変そうです


暫くは沢に沿ってとても気持ちのよいトレッキングコースが続きます
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この丸太の橋の苦手な方が結構いるようですね
確かに、歩くと凄く弾みますので、橋を共振させないようなタイミングで歩くことが必要です
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5月に犬越路から降りてきた時、鬱蒼と茂る森林地帯からこの沢に降りたときの開放感を喜びました
流木の多さ、この広い河原も雨で一気に沈むのでしょうね
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丸太橋の上にとどまって 清流の音と水に映る森の緑を楽しみます
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初夏、山の緑の圧倒的な迫力
山に入ると、全身が緑色に染まりそうですね
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清流の爽やかな景色を楽しむのは此処まで(笑)
此処からいよいよ急坂が始まります
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表丹沢を中心とした人気のコースに比べ
西丹沢は登山路が余り整備されていない様で、これが又西丹沢の魅力になっているようです
足元を水が流れる沢を暫く歩きます
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暫くすると、足元の沢が涸れますが、次は大きな石の転がるガレ場を登ってゆきます
昨日の雨の影響でぬれた石が結構滑ります
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ほぼコースタイムで犬越路の避難小屋前に到着
避難小屋の後ろに控える大室山への連なり、記憶にあったままです

土曜日なのに、用木沢から此処まで、渓流釣りをしている人に会っただけでした
この避難小屋前の広場も私だけ、とてもひっそりとしています

5月に座る場所もなかった混雑が嘘のよう、檜洞丸から登山者が来るのは午後になるのでしょう
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誰もいない広場を独り占め
火照った体に谷から上がってくる風がとても心地よいです
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目の前に広がる西丹沢の深い山並み
本当に此処から眺める景色は素晴らしい、初夏の緑を纏った景観に暫し見入ります

この犬越路からの眺め、神奈川の景勝50選に選ばれているそうです
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5月に来た時には兎に角人が多くて、余り周りを見る余裕がありませんでした

この地図で現在地と書かれた場所から、オレンジ色のコースに沿って、大室山、加入道山、白石峠を経て用木沢出合に向かいます
未だ、登山は始まったばかりですね(笑)
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此処は色々な登山路からの出会になっています
私は、この避難小屋の後ろから大室山まで2.6キロを目指します
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5月には、混雑して中に入ることもできなかった 犬越路の避難小屋
トイレもあり、とても綺麗に整備されています
登山者の日記帳が置いてあったので、少し読ませていただきました
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避難小屋を出て大室山に向かおうとしたら、ガスが掛かり始めています
この犬越路が標高1、060m  檜洞丸から大室山に至る鞍部で丹沢主稜の最低地点
と言うことで、この後は霧の中に突入です
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犬越路から大室山まで高度差500m少々、コースタイム2時間の登山路となります

100mほど登ったところにある三角点、大杉丸を通過します
この辺りから乳白色の世界が本格化してゆきます
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稜線上の登山路は、歩き易く、とても気持ちが良いです
落葉樹に覆われた山、紅葉に季節は素晴らしい眺めでしょうね
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初夏から盛夏に掛けて植物が一番成長する時期
夏草に覆われたトレッキングコース、暫く人が通らないと登山路が消えてしまいそうです
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深い緑に染まった登山路
でもヤマボウシの真っ白な花が、登山者の目を楽しませてくれます
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稜線上の登山路を気持ちよく歩いていたら ・・・・
凄い勢いで霧が登ってきました と同時に霧に囲まれて体感温度が急速に下がります
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霧に包まれた登山路はとても幻想的
樹高のある ぶな、ミズナラの豊富な大室山、流れる霧をバックにした木々のシルエットばかり眺めていました
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緑の豊かな大室山の山頂近く
木々の間を静かに霧が流れてゆきます  チョッとしたミルキーウェイ
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自然の厳しい西丹沢
特に西の端に佇立する大室山の山頂は、激しい風に晒されるのでしょう
このコースでは沢山の倒木を見かけました

こちらは枯れた大木が谷に向かって、無残な姿を晒していました
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稜線上のトレッキングコース
霧を通して薄日が差し、木々のシルエットを浮かび上がらせ、とても不思議な風景を見せてくれます
この霧に囲まれた風景のお陰で、撮影した写真の枚数が飛躍的に増えました(笑)
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大室山の登山コース、表丹沢に比べて道標の数がかなり少なく
目標までの距離が把握し難くて、時計で到着までの大凡の距離を見積もる事になりました

そろそろ かな・・・・
と思ったところで、山頂付近の植生保護のための木道の登場
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木道に乗って暫く歩くと大室山分岐に到着です
写真ばかり撮っていたのでどうかな ・・・ と思っていましたが(笑)、ほぼコースタイムで到着

大室山の山頂は此処から300mほど行ったところにありますが、其処はあまり広くないようなので
この分岐点のベンチでランチタイムに致します

さて、前半の山レポは此処まで
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写真の整理ができず、それにつられて文章も長くなってしまい、大変失礼致しました


後編は

西丹沢自然教室 → ツツジ新道入り口 → 用木沢出合 → 犬越路 → 大室山分岐  (※ 今回のブログ範囲)
(※ 次回のブログ範囲) 
→ 
大室山分岐 → 大室山 → 前大室 → 加入道山 → 白石峠 → 用木沢出合 → 西丹沢自然教室


想像以上に変化に富んだコース、とても楽しい山歩きが楽しめました
でも、白石峠からの下りは流石にきつかった!


初夏の西丹沢  霧に包まれた大室山、加入道山へ (2) 
引き続き、お付き合い下さい。



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12 Comments

りら says..."kite31さん"
4枚目のお写真
緑の山並みの中
白い吊り橋が印象的でした
せせらぎのが聞こえてくるかのような 清々しいお写真です
2015.06.22 04:32 | URL | #sSHoJftA [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.06.22 17:30 | | # [edit]
kite says..."りらさんへ"
おはようございます、コメントありがとうございます。

初夏の山、梅雨時の鬱陶しさを忘れさせてくれるような陽射しの下、
全てのものが活気に満ちているように感じられました。
この季節の山、川を見て、渓流のせせらぎを聞くと、子供の頃のキャンプの思い出が蘇っていますね。

とても気持ちのよい山歩きで感じた空気、ブログを見て頂く方に少しでもお届けできれば嬉しいです。
2015.06.23 08:52 | URL | #- [edit]
kite says..."鍵コメさん へ"
おはようございます、コメントありがとうございます。

西丹沢は空気が澄んでいて、本当に気持ちのよい山です
水の豊かな山岳部、沢を流れる水、沢の水を集めた滝、とても変化に富んだトレッキングコース

中途半端に戻ってこられないのが辛いところ(笑)ですが、ブログにアップした写真を見ていると、
疲れた、辛い思いが薄れてしまい、すぐに又行きたくなってしまいます

2015.06.23 08:57 | URL | #- [edit]
yamatoumi says...""
おはようございます♪
kiteさん、大室山だったんですね!またまた、すごいです(*^_^*)
もう何処でも歩けそうですよ!
夏に何処を歩かれるのか、すごく楽しみです♪

滝の写真、歩いてる最中に撮られてるとは思えないお写真で
水面に映りこむ新緑のグリーンがとっても美しいです。
そして、『この霧に囲まれた風景のお陰で、
撮影した写真の枚数が飛躍的に増えました』の言葉(笑)
すごーく分かります♪
ガスの景色は一期一会で素晴らしいですよね(*^_^*)私も大好きなんです♪

今回も素晴らしいお写真をたくさん見せて頂いて、勉強になりました!
ありがとうごさいます(*^_^*)
続きも楽しみにしています♪
2015.06.23 09:47 | URL | #- [edit]
越智京子 says...""

  kiteさま、こんにちは~ 

今回の山行はハードそうでしたが、幻想的な霧景色にも出会えて存分に楽しまれてきたことと思います。
青き山々の重なり、森の中をぬける白霧、水に映える緑、登山者を見守る立ち枯れの木、目に美しいヤマボウシの花と、
盛りだくさんのみどころいっぱいで素敵!素敵!!と声を上げながら拝見させていただきました♪ 
それが、なんとまだ続きがあるなんて~~~   v(≧∇≦)v
大収穫な一日でしたネ  お疲れさまでした。 


2015.06.23 16:22 | URL | #DH7oVYuo [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.06.23 21:00 | | # [edit]
kite says..."yamatoumi さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

私の使っている丹沢のガイドブックでは、大室山は体力度★4(最大は★5)
先日苦労して登った塔ノ岳や檜洞丸が、★3にランクされている事でかなり慎重に準備致しました。
途中の登りでふくらはぎが攣りそうになりましたが、適度に休憩を入れながら、何とかの登り切りました。

夏の登山計画、気を持たせるようで申し訳ありませんが・・・(笑)
未だ不確定要素が色々あって、絞りきれていません。
決まりましたら、お知らせしますね。

トレッキングの途中で、如何に効率的にカメラを出し、写真を撮る、そしてカメラをしまう、を繰り返すか?
じっくり撮影したいカメラスポットであれば、ザックからカメラを出して・・でよいのですが、
300枚以上撮影する乱写スタイル(笑)では、此処が悩みどころですね。
実はこの日、ミラーレス用に新しいレンズを購入し、初使用してきました。
これは別途報告する予定ですが、大分歩きながらの撮影が楽になりました。

>ガスの景色は一期一会で素晴らしいですよね・・

確かにそうですね。
だからこそ、止まらずに動いてゆくその景色に惹かれるのでしょうね。
2015.06.23 22:44 | URL | #- [edit]
kite says..."越智さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

越智さんのように、入念に撮影計画をたて、その日、その時間の光を読んで写すような写真を
いつかは撮ってみたいのですが・・・

今は山の中で出会う素晴らしい風景にただ魅了され、出会い頭(笑)に撮影しているような状態です。
本当に山に登るたびに、「ファーストコンタクト」、未知との遭遇を繰り返しています。

同じ山に、違う季節、天候、時間に登るだけで、見えてくる風景画大きく変る、
暫くは季節に、そして花に急かされる様にして山に登る時間が増えてゆきそうです。

2015.06.23 22:53 | URL | #- [edit]
りら says..."kite31さん"
此処からいよいよ急坂が始まります・・・のお写真

蛇行するかのような激しい山道
そこにある 木で造られた階段
緑の中にあるそれは 光を浴びてそれは魅惑的です
それを上る方にとっては 難儀なことかと思いますが・・・
お写真 拝見する者にとっては芸術性が高い光景を描写されているかに思えます
2015.06.24 19:21 | URL | #sSHoJftA [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.06.24 21:58 | | # [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

普段街の中で暮らす人にとって、山での風景はとても刺激的です。
特に朝や夕暮れ時、雨や霧の中、目にする光の変化がとても素晴らしく感じます

まずは自分の目で見て感じる驚き、それを少しでも写真に写せたら、と思っています。

コメント頂いた写真、木の階段に踊る木漏れ日、りらさんの目に留まってとても嬉しいです。

山登り、正直、肉体的には難儀の連続です(笑)
でも、山で見る景色の素晴らしさが肉体に鞭打ってくれるのでしょうね・・・
週末が近付くと、山への憧憬が増してゆきます。
2015.06.24 23:16 | URL | #- [edit]

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