凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

シロヤシオに誘われて  檜洞丸から犬越路へ(2)

シロヤシオに誘われて  檜洞丸から犬越路へ  後編となります

檜洞丸山頂にて、下山路の選択に暫し迷いましたが ・・・・
山頂から観る「犬越路に向かう登山路」の魅力に惹かれて、難所の犬越路  極々 慎重に下ることに致しました。



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檜洞丸山頂から犬越路へ  第一歩となる下り階段

初めて此処に立った方は、恐らくこの女性の様にこの場で立ち止まってしまうと思います
眼下に広がる圧倒的な景色の広がり ・・・・
私も右に写った男性の様に  丸太のベンチに座り、谷からの心地よい風に吹かれながら、この絶景を堪能致しました


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富士山の麓の湖は山中湖でしょうか
こうした景色を写すと、私の登山用のミラーレスでは力不足ですね・・・・ 
山ご飯、山カメラ、 ・・・   山登りの煩悩は尽きません

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




檜洞丸の山小屋「青ヶ岳山荘」は、山頂から少し離れたところにあるのですが
此処には、丹沢の最高峰の「蛭ヶ岳」、そしてそれに続く丹沢主稜縦走の時に(何時になるのかな・・w)寄ることにし
この日は、この後の下山コースに集中することにします

下山のコースの概要は
檜洞丸 → 熊笹の峰 → 大コウゲ → 小コウゲ → 犬越路 → 用木沢出合 → 西丹沢自然教室

距離 9.1キロ   標高差 1,070m  コースタイム 4時間
途中の急斜面、クサリ場、ハシゴ、ガレ場、崩壊地等 に十分注意との事


難所の待ち受ける登山路に踏み入る前に、この絶景の地を暫し堪能致します
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戦国時代、甲斐の武田信玄が小田原の北条氏康を攻める際に犬を先導させてこの峠を越えた
犬が越えたことに由来して、犬越路と呼ばれるようになったと伝わる

諸説あるようですが、厳しい峠道である事は確かのようです
犬越路からは、(写真で左側)南西の尾根を降りてゆくことになります

その後ろに控える大きな山が「大室山」
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山頂から眺める富士山
此処から富士山に至る山並みの多さ、そして富士の裾野の広大な広がり
檜洞丸の山頂から、この日はスケールの大きな富士山の姿を楽しむ事ができました
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この方面、幾枚か写してみたのですが ・・・ 残念ながら、どうにも気に入った写真がありません
でも、山の記憶なので入れちゃいます、
パープルに煙る山並みのかなた、雪を頂く南アルプスが見えています
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急な木の階段を下りた後、痩せ尾根を下ってから樹林の中に分け入ってゆく ・・・・
この後のルートの大凡の感じを確認したら、いよいよ階段を下り始めます
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まずは木の階段を一気に下り、痩せた尾根から檜洞丸の山頂を振り返ります
犬越路に至る山道、この後も幾度か遭遇する「痩せ尾根」、脆弱な尾根なので、雨の多い季節は要注意ですね





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事前にガイドブックで確かめておきました

この尾根の両側に綺麗なシロヤシオの花を観ることができます
尾根から少し距離がありましたが、この純白の花、この季節の緑にとても映えますね
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初夏の山頂付近、昼近くなると遠くの景色は霞んできます
遥か 富士山の手前に山中湖が見えています

一昨年、相模湖から道志川に沿って山中湖までロードバイクで走ったコースが目で追うことができました
改めて、富士山というランドマークの存在の大きさを感じます
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登山者の歩き易さ、安全と言うより、植生保護のための木道、木の階段
この上は結構歩きにくいです

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檜洞丸のシンボルのひとつ(笑)
此処で見つけました
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木道が終わると、此処から犬越路までとても変化に富んだ登山路が続きます

山の姿を現す「山容」と言う言葉
これまでは、麓から見る山の姿や頂上からの見晴らしと結び付けていましたが
山の解説書から読み取れるこうしたプロフィール以上にその山を特徴つけるのが「山道」ではないのかな・・・

道標で区切られた道程を歩く登山者の見る風景、受ける印象
拙い言葉や写真では上手く表現できないものの、其処を歩いた登山者の記憶に残るその山の「山容」

これを大切にしたいな・・・ そんな事を考えながら 苦しい登山路を歩いていました(笑)
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クサリのあるトラバースを超えると熊笹の峰に到着です
西丹沢自然教室の掲示板では、この付近で今年のGWに死亡事故があったとの事
疲れがたまってきていますが、集中力を途切らせる事無く山を降りる事にします
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この辺りのブナは大きく後退し、登山路の両脇一面を熊笹(の名残?)が覆っています
昨年は檜洞丸でこの熊笹が見事に開花して、だいぶ話題になったそうな ・・・・

笹や竹は数十年に一度開花して命を終えるそうです
昨年のその名残り、この後の登山路では今年、立ち枯れした熊笹をずいぶん見ました
シロヤシオの表年、そして数十年に一度の熊笹の開花、昨年の檜洞丸の景色は凄かったのでしょうね
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慎重に降りる危険箇所も幾つかありますが、これらは想定内でした
むしろ、思わぬ急坂のアップダウンの繰り返しがかなり多く、徐々にスタミナが奪われてゆきます

大室山が大分迫ってきました
あそこは登らなくてもよい事、何度も地図で確認しました(笑)


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途中、5mほどの垂直に近いクサリ場が2箇所 (※これは塔ノ岳で経験したレベル)
3m程の鉄製のハシゴによる下り道が1箇所 (※これはハシゴに乗るのが少し大変)

どちらの難所も、女性の方が降りるのに少々苦労されていました
でも、周りの皆さんのアドバイスと声援(笑)にて、無事に通過して行くことができました
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崩壊した現場を補修工事していました
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常に登山路の状況を確認して、適切な補修をしているからこそ
皆さんが安心して山を歩くことができるのですね

怖いもの見たさで崩落現場を覗き込みましたが ・・・・ 滑落したら助かりませんね
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コースタイム通りに 犬越路に到着です

避難小屋の周辺で沢山の登山者が休んでいます
皆さん、此処までの緊張が緩んで、ほっとした表情をしています
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犬越路は、西丹沢に沢山ある登山ルートの分岐点になっているようです

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木々に隠れてしまっていますが、此処が犬越路の避難小屋
その後ろを登ってゆくと大室山に至ります


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急なガレ場の坂を約400m下って、用木沢出合まで
コースタイムで70分の道程です
此処までくれば、あとひと頑張り
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ガレた急坂は、疲れた膝に効いて来ますが
大倉尾根の下りを経験したと言う実績(笑)があるので、比較的余裕を持って降りてこられました

漸く平坦な沢に到着

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西丹沢は水の豊かな山ですね
この渓流に沿って歩いてゆけば、ゴールの西丹沢自然教室です
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コースタイムより僅かに早く「用木沢出合」に到着
お疲れ様でした
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犬越路に至る難所付近から、(自然とw)ご一緒しているグループが幾つかありました
「用木沢出合」の道標の写真を撮ったのち、こうした皆さんと目礼してお別れしました
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朝、通ってきた林道に到着
キャンプサイトでは水遊びに興じる子供達の声 ・・・ あぁ、下界だ(笑)
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この日の登山データです

距離: 15.2キロ  標高: 1601m(檜洞丸)  標高差: 1061m
登山時間: 登り 3時間半 下り 3時間 (休憩時間含ます)

今年はシロヤシオの花はいま一つだったようですが
初めての西丹沢、素晴らしい眺めを楽しむことができました

さて、この後ですが・・・・
未踏の丹沢の山頂 「蛭ヶ岳(1673m)」、「丹沢山(1567m)」を南から北へ渡る 「丹沢主脈縦走」
同じくこの2座の山を含め、檜洞丸を起点に西から東へ渡る 「丹沢主稜縦走」

どちらも未経験の山小屋泊を伴う2日連続の登山となります

この二つの縦走に向けて、課題や不足しているもの等が見えてきたので
色々と準備してゆきたいと思います


そして夏
アルプス、尾瀬、黒部、八ヶ岳 ・・・・  夢は限りなく膨らんでゆきます 





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2 Comments

坂月沢蚊 says...""
私が歩いたのは記録を見たら12年前(びっくり!)ですが犬超路への道はだいぶ木道が整備されたようですね。
写真を見ていてまた歩きたくなりました。
2015.05.26 22:47 | URL | #- [edit]
kite says..."坂月沢蚊 さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

12年前ですか?
西丹沢が未だ丹沢の秘境と呼ばれていた頃でしょうか?
あそこまで行くだけでも、かなり大変だったのではないですか

檜洞丸は、シロヤシオの花ですっかり有名になったようで、老若男女・・沢山の登山者の方が来ていました。
機会があったらぜひ登っていただき(笑)、12年前との違いなど教えていただけると嬉しいです
2015.05.27 22:26 | URL | #- [edit]

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