凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

シロヤシオに誘われて  檜洞丸から犬越路へ(1)  

5月末から6月の始め、丹沢を優しく彩る「シロヤシオの花」

昨年は特に当たり年だったようで、檜洞丸(ひのきぼらまる)のシロヤシオを見るために
西丹沢には沢山の人が押し寄せたそうな ・・・・・ 

標高1600m、丹沢第4位の標高を誇る「檜洞丸」、初心者の私にはかなりキツイ登山コースですが
このシロヤシオに誘われて、この週末西丹沢に行ってまいりました


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ツツジ新道 展望台付近でシロヤシオの花に出会えました


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檜洞丸 山頂間近 
バイケイソウの草原越しに延びる木橋を渡ると山頂です


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この日、西丹沢からは富士山がとても綺麗に見えました
これほど沢山の山並み越しに見る富士山は初めてです


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




これまでに東丹沢、表丹沢と丹沢の4座の山を登りましたが
一昔前までは丹沢の秘境と言われた西丹沢での登山、私にとって今回が初めてとなります

西丹沢自然教室の駐車場に車を停めたのは朝の6時 この時間で駐車場はほぼ満杯
そして6時半、登山の支度を整えて登山路を目指します

丹沢湖から奥まったこの辺り
西丹沢の深い山懐に抱かれるように、沢山のキャンプサイトが設置されています


気持ちのよい朝です
少し肌寒いくらいですが、絶好の登山日和
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【西丹沢自然教室 ~ ゴーラ沢出会い】

西丹沢自然教室(標高549m)から500mほど歩いて ツツジ新道の沢へと入ってゆきます
檜洞丸山頂まで距離で4.8キロ、標高差1052mの登山路のスタートです
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沢から急峻な坂を登った後はとても気持ちのよい登山路を歩きます

東丹沢、表丹沢では、植林の進んだ杉並木から始まるコースが多いようですが
流石に西丹沢の山容は一味違います
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木立の切れ目から、沢を挟んだ山の姿が眼に入ります
初夏の強い朝日を浴びて、目に痛いほどの緑のグラデーション
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【ゴーラ沢出会い ~ 展望園地】

最初の目標地ゴーラ沢に到着、此処では2回の渡渉
雨の翌日は要注意との事でしたが、この日は靴を濡らす事もなく渡りきりました
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ゴーラ沢を渡った後は、檜洞丸山頂まで結構キツイのぼりが続きます

今回の登山コース、今年のGW中に死亡事故を含む山岳事故が相次いだそうで
安全を呼びかける注意書きがかなり見受けられました

確かに、この辺りは未だ序の口でした・・・(笑)
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足元に十分注意しながら登ってゆきますが
時々足腰を伸ばしてのストレッチ
その時見上げた緑の天井がとても爽やかで、疲れを癒してくれます
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次の目標 展望台まであと少し
展望台の周辺に、シロヤシオの群生があるとの事

シロヤシオの花、どうやら昨年が近年まれに見る表年、そのせいか今年は裏年との情報がありました
山に咲く花、自然の摂理に従う表、裏 ・・・ 面白いですね
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ツツジ新道の急坂
変な表現ですが、普通に危ない道の連続(笑)
表丹沢ではクサリ場、崩落地、と危険な場所をアピールしていましたが
この辺り、注意を怠れば危険な登山路が連続 しています
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【展望園地 ~ 檜洞丸山頂】

そして展望台に到着
週末のこの日、沢山の登山者が檜洞丸を目指して登っていましたが
この展望台のシロヤシオとトウゴクミツバツツジの周りには人垣ができていました
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シロヤシオ 公式表記は「ゴヨウツツジ」

枝先に5枚の葉が輪生状に付くことから、別名としてゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれるそうで
花が終わった後も、この特徴のある葉を愛でる方も多いとか
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山頂まであと僅か

記録によると、この辺りもブナが鬱蒼と茂っていたそうですが
丹沢全般でのブナの衰退現象で、植生が大きく変ってしまったそうな ・・・
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途中の登山路でも枯死した後に立ち枯れ状態になったブナの木を見かけましたが・・・
生き残った大樹が、こうして広い空間に思いっきり枝を伸ばした姿には、とても癒されます

下生えの中から、新しい木々の命が再生してゆくことを期待したいですね
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事前に調べたガイドブックでは、檜洞丸山頂と言うとこの木橋の写真が印象に残っていました
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木橋の下に茂っているバイケイソウ
このバイケイソウが茂っている理由と言うのが・・・

丹沢では、植物の採食被害を起こすシカの増加などによって森林環境のバランスが崩れ始めているため
倒木更新がうまく行われておらず、ブナが衰退して日照量が増えた場所では、ササ類や「シカの不嗜好性植物」の
「マルバダケブキ」や「バイケイソウ」などが蔓延っている

との事、
鹿が食べないバイケイソウ ・・・ だそうです


鹿の害は丹沢だけに限らず、全国の山で問題になっているようです
先日TVを見ていたら
「今の日本の山岳部、天敵のいない鹿が増えるのは当たり前、鹿の天敵の狼を輸入するのも一つ」
といっている人がいましたが、狼の害はどうするつもりでしょうね?(笑)

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樹林が途切れた場所からは、丹沢から富士山に至る山並みが見通せます
先週は、丁度この裏側、朝霧高原から富士山を観ていました
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【檜洞丸山頂】

檜洞丸 山頂に到着です

流石にきつかった ・・・・(笑)
チェックしたら、コースタイムから30分ほど遅れていました

登山口に、「この山は中級者以上の方 ・・・・」 と注意書きがありましたが、
山岳事故の多さからみても、身の丈にあった登り方が肝要ですね


山頂は人で一杯
皆さん、楽しそうに山ご飯を楽しんでいます
空きスペースを探して、私も此処で昼食を頂きました


檜洞丸の解説書には、
檜洞丸は西丹沢の盟主として貫禄充分にそびえていて、丹沢山塊の中では数少ない独立峰的な山
とありますが、頂上からの眺めは本当に素晴らしい
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此処から先、犬越路~用木沢出合を通って、西丹沢自然教室に戻る予定でしたが ・・・・

犬越路に向かう登山路に更なる注意書き
「此処から先、犬越路へのルートはツツジ新道に比べ危険なので十分注意してください」
との事

果たして、どの程度の危険度なのか?
ツツジ新道も決して平易な登山路ではなかったので、この注意書きを読むと
朝聞いた「山岳事故」のニュースとあわせ、少し気になります。


そこで、暫く山頂で様子を見ていると・・・
ピストンでツツジ新道に戻る方も結構いますが、女性のグループ、年配のご夫婦も
犬越路方面に下りてゆきます

熟慮の結果(笑)
時間は十分あるので、当初の予定通り、余裕を見て犬越路に降りてゆくことに致しました

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檜洞丸から犬越路に向かう下り坂です

この坂の上に立った時、恐怖感でなく、眼下に見下ろすその圧倒的な景色の素晴らしさに立ちすくみました
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犬越路に向かうコースを選択して大正解でした
素晴らしい景色と非常にキツイ登山路(笑) ・・・ また新しい経験をすることができました。


「シロヤシオに誘われて  檜洞丸から犬越路へ(2)」 に続きます




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2 Comments

kite says..."鍵コメ1番 さんへ"
確かに、其処に行かなければ見られない、感じられない風景、と言うものがあること、
山に登り始めて理解しました。

自分が山で見たもの、感じたもの、ブログの拙い写真と文章で何処まで伝わるのか・・・
いつも手探り状態なので、鍵コメ1番さんの暖かい声援にはとても励まされます。

後編は、登山路の制約から、余り写真を撮る余裕がなくて(苦笑)
程ほどに期待してください。
2015.05.25 22:29 | URL | #- [edit]
kite says..."鍵コメ2番 さんへ"
何と、同じ日に、同じ山にいたのですか・・・(笑)

以前、私のブログによく遊びに来てくれる釣り人と、同じ日に東京湾で別の釣り船に乗ってニアミスをしたことがありますが、山でもあるのですね。

でも残念ながら、鍵コメ2番さんが頂上に着く1時間ほど前に、私は下り時始めていました。
何よりも、鍵コメ2番さんの山ご飯のご相伴に預かれず、本当に残念でした(笑)

犬越路への下りはとても印象深い登山路でしたが、写真を撮る余裕が余りなく、
ブログをまとめるのに苦労しています。(笑)

夏、丹沢の主稜縦走ともう一つ
「はるかな尾瀬」に行ってみようかな・・・ と思い始めています。
その気になり始めているので、もっと焚き付けてください。(笑)

2015.05.25 22:39 | URL | #- [edit]

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