凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

憧れの塔ノ岳へ  丹沢・表尾根縦走記 (2)

憧れの塔ノ岳へ  丹沢・表尾根縦走記 後編となります。

キツイ急坂もありましたが、それなりの時間をかけて登れば誰でも楽しめる三ノ塔までのコースから一転
急坂のクサリ場、痩せ尾根、大崩落地点、と結構危険な場所が待つコース後半の縦走路
このコースでは、常に緊張感を感じての登山を体験して参りました



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行者ヶ岳から続く 大崩壊地のやせ尾根
褐色の斜面が谷に向かって急激に落ち込む際に、頂上に向かう細い登山路が見えています


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大崩壊地帯を越えた後は、クサリ場の急な坂が続きます
谷から登って来るガスが、静かに、この鞍部を通り過ぎてゆきます

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塔ノ岳まであと少し
最後の登り坂に向かって 稜線に沿ってクサリに囲われた登山路が続きます



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





後半の記事のコースは、  行者ヶ岳 → 新大日 → 塔ノ岳 → 金冷シ → 大倉 → 小田急線渋沢駅


三ノ塔の先、烏尾山を越えたことで、此処から先は中級向けのコースであることを自覚して
慎重に山道を歩くことに致します

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登山の継続が無理な場合の退避ルートとして、事前に検討しておいた「政次郎の頭」の分岐路
其処に至る登山路も、結構凄いコースが続きます

痩せた尾根は風の通り道 
ガスを伴う冷たい風が谷から吹き上げると、視界は急速に悪くなります

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尾根の両側、特に左側の急峻に落ち込む谷の迫力は凄い!

ガスが薄くなった合間に、これから通る岩場に掛かる木道、木の階段が見えてきます

この辺りの風景、「両側がすっぱり切れ落ちた大崩壊地」 と紹介されていましたが・・・
ガイドブックを読んだ時には少し大仰な表現では・・・、と思っていましたが、現場を見て納得です。(笑)
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急な登り坂を一気に登り、息継ぎのための踊り場にて、いま渡ってきた尾根、大崩壊地を振り返ります
丹沢にこれほどのダイナミックな尾根があるのですね・・・
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政次郎ノ頭 に到着です

道標以外に何もない 殺風景な頂き
道標の後ろに見える下り道が、戸沢林道経由で大倉に至るエスケープルートになります。
今回はお世話にならずにすみました
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突然、心癒される様な「稜線上の素敵なコース」が現れます
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少し見通しの良い場所に出ましたが ・・・
すっかりガスっていて、自分の立っている場所すらはっきりしません
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アップダウンを繰り返しながら、ガスの切れ目に目をやると、どうやら間もなく新大日に着きそうです

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新大日の山小屋、今は休業中とのことですが、ベンチが置かれていたので暫し休憩です
此処までくれば、塔ノ岳までコースタイムで40分ほど

此処まで、ほぼ計画した時間通りに進んでいますが、流石に疲労は半端ではないです
初めての山道、緊張を強いられる坂、キツイ登り ・・・
本日2本目のアミノバイタルでエネルギーを注入し(笑)、最後の一頑張り!!
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新大日からまた鞍部に下り、其処から上り返すと木ノ又小屋に到着
此処は山小屋の写真だけ撮って、先を急ぎます


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この木ノ又小屋の標高が1396m、塔ノ岳の1491mまで、後100mを登ります
計算しなければ良かった ・・・(笑)

でも、此処が最後の頑張りどころ
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この辺り、ゼイゼイ言いながら、苦しんで登っているのですが・・・
どういう訳か、この場面で撮った写真は長閑なものばかりです(笑)
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塔ノ岳全体がガスの中にすっぽり囲まれています
乳白色のガスをバックにしたブナの樹のシルエットがとても綺麗に見えました
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塔ノ岳に向かう最後の稜線
この後の急坂を越えると ・・・・ ゴールの筈です(笑)
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午後2時少し前 塔ノ岳 山頂です
ほぼコースタイムに沿った時間で到着できたようです

しかし、最後の登りはきつかった(苦笑)
最後は脹脛が攣りそうな感触 ・・・ うぅん、現時点での自分の限界点が見えました

未だ、最後に大倉尾根の1200mの下り坂が待っているので
此処で体を労わり、遅い昼食を頂くことに致します


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この縦走路を無理をせず、この塔ノ岳山頂の「尊仏山荘」に一泊し、
翌日、塔ノ岳からの日の出を楽しんだ後にゆっくりと下山するコースも推奨されています

更に、此処で一泊すると、
塔ノ岳経由で丹沢主脈縦走、丹沢主稜縦走、といった丹沢を味わい尽くすコースに繋ぐ事ができます
できれば、夏にどちらかの縦走コースにチャレンジしたいと思っています。
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晴れた日の塔ノ岳からの眺めは素晴らしいそうで

丹沢の山塊が一望できるほか、富士山や箱根連山、南アルプス、奥秩父連山、八ヶ岳、
伊豆七島、房総半島、日光連山まで見通せるとの事

残念ながら ・・・・・ 次の機会ですね

ガスが早いスピードで流れ、乳白色のスクリーンの後ろに突然山並みが現れたり
此処に座って、景色を見ていても退屈しないのですが、大下りの帰路に向かうことにします
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塔ノ岳から金冷シまでは15分
此処から先は、先週 鍋割山に登った時に経験済みです

「憧れの丹沢へ再び ・・・ 鍋割山から大倉尾根へ」
kite31.blog81.fc2.com/blog-entry-600.html


大倉尾根の出発点に到着です
此処から1200m の急峻な下り坂が続きます

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木道、ガレ、粘土 ・・・、色々な下り坂がありますが、すべて急坂です
先週、鍋割山に登った時、この尾根の写真、様子は報告済みなので、割愛いたします。
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なんとなく、前後を若者達のグループに挟まれてしまい(笑)
仕方なく、休みなしで一気に下山いたしました。

今日の疲れより、明日の筋肉痛を心配しながら、急な下り坂を滑り降りてきます・・・・


大倉バス停まで3キロを切ると、登山路の周りは整然とした杉並木に変ります
此処で若者と別れ、スピードダウンです
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17時20分、大倉バス停に到着です
お疲れ様でした 

今回の登山データです

標高:  1491m(塔ノ岳)
歩行距離:  13.9キロ
累積標高差:  登り 1203m 、下り 1679m

コースタイム: 6時間 55分
実績: 7時間 (休憩50分 含まず)

参考までに万歩計をつけて出かけましたが、31、000歩を越えていました。


4月に登山デビューして、今回が4回目の登山
大山、仏果山、鍋割山、そして塔ノ岳
一つ登るごとに、新しいことを学び、山の魅力に魅了されています

この塔ノ岳の登山は本当に疲れましたが、とても貴重な経験をすることができました

季節はもう初夏、山には素敵な花が咲き始めますね
さて、次は何処かな・・・



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6 Comments

hckhc29112000 says..."塔ノ岳"
今晩は。
楽しい山行記録を読ませて頂きました。
私も山のトレーニングで今回のコースを何度と無く歩きました、
カモシカ山行と称して夜にこのコースを歩き、大倉から渋沢へ出、会社に行った事も有りました。
懐かしい木々、尾根全て覚えています。
このコースはとてもきついルートなんですょ。
疲れた足でバカ尾根を下るのはグーの音も出ません。
4月から初めて僅かひと月で対したもんだと思います。
西丹沢へ行かれるともっと良いコースが有ります。
丹沢を歩ければメジャーな山は何無くこなせると思います。
良い日記有難うございました。
2015.05.12 06:22 | URL | #ekCUXRGs [edit]
kite says..."hckhc29112000 さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

丹沢にも良く来られたのですね。
カモシカ山行ですか、夜に丹沢の山を歩くと言うのは、チョッと想像できません。
でも、大倉尾根を下りてから出社と言うのも、それ以上に想像できませんねぇ・・(笑)

西丹沢にはこの後、出かけてみる予定です。
シロヤシロの花の咲き誇る檜洞丸、素晴らしいようですね、此処も憧れの山になっています。

hckhc29112000 さんのブログで拝見した、雲取山、尾瀬・・・、行きたい場所ばかりですが、
今年は変化に富んだ丹沢で山の基本を学んできたいと思います。

又、色々教えてください。
2015.05.12 21:46 | URL | #- [edit]
坂月沢蚊 says...""
無事縦走終えお疲れさまでした。楽しめたようですね。

私は表尾根1回目は行者ヶ岳の鎖場で怖気づきその後の痩せ尾根登りが怖くて敗退、2回目は天気が悪く三の塔までで敗退、3度目の正直でやっと登れましたが大倉までの下りが膝が痛くて辛かったのを思い出しました。

西丹沢も良いですし冬に軽アイゼン付けて歩くのも楽しいですよ。
2015.05.12 22:24 | URL | #- [edit]
kite says..."坂月沢蚊 さんへ"
おはようございます、コメントありがとうございます。

お陰さまで、無事に予定のコースを縦走することができました。
塔ノ岳は、憧れででもあり、目標でもあったので、達成感はとても大きいですね。

行者ヶ岳のクサリ場は凄いですね。
本当に、こんな場所自己判断で降りていいの?って、係員の方を探しそうになりました。(笑)

苦労してこのクサリ場を降りてきたら、下で登る予定の方が2名待っていて、笑顔で迎えられました。

大倉尾根の下り、今回で2度目となりますが、やはり膝と脹脛への負担が凄いですね。
次の下りの時は、サポートタイツを装着する予定です。

>西丹沢も良いですし冬に軽アイゼン付けて歩くのも楽しいですよ。

ええ、冬の丹沢は憧れです。
元々、冬の山の写真を撮りたくてトレッキングを始めた位なので、確り準備して、冬山の入り口くらい迄、
分け入ることができるよう頑張りたいと思います。
2015.05.13 09:37 | URL | #- [edit]
yamatoumi says...""
kiteさん、こんばんは!
山、始められたばかりで塔の岳、それもヤビツ峠からのコースで登られたんですね!本当にすごいと思いました!
やっぱり、ロードバイクで鍛えてらっしゃるから、基礎体力が素晴らしいですね!
しかも、鎖場もあっての長距離のコース、撮影しながらの登山は時間との戦いですよね(*^_^*)
私もいつも、山に入ると撮影が主になってしまい、立ち止まる事、多々(笑)
この事は悩みのタネになっているんです(笑)
kiteさんのレポを見て、塔の岳、ますます登ってみたくなりました。
歩きながら、素晴らしい景色を確実に収められてて、さすがです!
次、ボラさんですよね?シロヤシオのトンネル♪
いい天気になるといいですよね、レポ、楽しみにしています♪
リンクの件、ありがとうございます(*^_^*)
拙いブログなのですが、私もリンクさせて下さい。
よろしくお願いします(*^_^*)
2015.05.13 20:29 | URL | #- [edit]
kite says..."yamatoumi さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます。

流石に塔ノ岳、結構大変でした。
時間に余裕を持って、いざとなった場合のエスケープも考慮、それなりの準備をして登りましたが、
達成感はとても大きいです。

登山の経験の乏しい私にとって、色々な山のガイドブックを読むにしても、自分の立っている場所が
明確でないと計画が立てられない・・・、これがとても大きな悩みでした。

120%(笑)かもしれませんが、力を振り絞って塔ノ岳を登ることができた、
これを今のMAXとして、これから先の登山計画を立てたいと思います。

写真を撮る手間、時間・・・悩みの種ですね。
凄い!と思った時
に撮れるように、ミラーレスのカメラをウェストポーチに入れるスタイルで対応していますが
本当はニコンを持ってゆきたいです。

>次、ボラさんですよね?シロヤシオのトンネル♪

また焚きつける・・(笑)
折角なので、シロヤシオの咲く5月中にチャレンジしてみる予定です。

リンクの件、ありがとうございました
2015.05.13 21:38 | URL | #- [edit]

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