凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

「東海道の奇祭」 遠州新居町の火祭り、手筒花火   

先週の26日の土曜日
遠州新居町で行われた諏訪神社祭典奉納煙火

2年越しの夢が叶って・・・ 行く事が出来ました


先日アップしたダイジェスト版に続く 火祭り手筒花火の見物記です


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手筒花火開始まで3時間余り ・・ 鮮やかな衣装をまとった男衆たちは少し緊張気味に準備を始めます









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定刻通り、手筒花火の始まり
ヤマと呼ばれる三箇所の櫓から大筒に点火されます






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新居の手筒花火の華
腹にしみ込む太鼓とほら貝のリズムに乗り 男衆が練り歩く 猿田彦花火 の始まりです



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遠州灘に面した漁港のある新居町
漁師の多い町の例に漏れず ・・・ 町には沢山の神社やお寺が点在しています


この新居の手筒花火

「遠州新居の手筒花火」は、静岡県湖西市新居町新居に江戸時代より約300年続く夏祭りに
町内にある諏訪神社に奉納される伝統の花火

との事。


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駐車場から諏訪神社に向かう途中 ・・・

町はすっかり この日の祭りの準備に追われています




公民館の前に沢山の手筒花火が並んでいました


手筒花火の会場では
ヤマと呼ばれる3つの舞台から打ち上げる大筒 から始まります

同じく ヤマから打ち上げる双筒

そして男衆が持って練り歩く猿田彦花火・・・・ と進むそうです


そして、この手筒花火ですが・・・

孟宗竹の切り出しから竹の加工
荒縄を使った補強、火薬の詰め込み、最後の仕上げまで

これを全て自分で行い、準備するとの事

この地に根付いた 親から子へのものづくりの伝承とのこと

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陽気な男衆が、カメラマンにポーズをとってくれます

でも、これは手筒花火のポーズ・・・?

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この手筒花火が奉納される諏訪神社 の鳥居です

花火の会場は、神社の横の坂道を上った先にある中学校の校庭になります

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注連縄の張られた大筒の奉納花火


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この幟が、町中に上がっていました

手筒花火はこの町の誇り、そして花火を上げる男衆はこの日のヒーローです


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夕闇の迫る午後7時

定刻に櫓に灯が点り
いよいよ遠州新居町の火祭り、手筒花火 の始まりです 
 


櫓の斜め後ろに見える緑の火の玉

「緑一色」 の打ち上げで手筒花火の開始 (ヤマ開き)を告げます



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ヤマと呼ばれる櫓の上から、固定された大筒の花火が立て続けに火を噴きます


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「綱火」と呼ばれる花火が、客席の前のケーブルを凄いスピードで走り抜けます

観客席と煙火消費場の間を横に走この花火で  花火に点火(消費)する人への合図
観衆が息をのんで 手筒花火の点火を待ちます

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「そら出せ出せよ!そら出せ出せよ!」 威勢のいい掛け声が夏の夜空に響き渡る


粋な衣装で身を包んだ男たちの笑顔が、オレンジ色の光の中に浮かび上がる
「遠州新居の手筒花火」の始まり です


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点火した手筒花火が紅蓮の炎を上げながら ゆっくりと立ち上がってゆくと

男衆の間から一斉に歓声が上がります


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2連、3連 手筒花火を持った男衆が練り歩きます


花火の炎、火の粉、そして煙と火薬のにおい

太鼓の響きと男衆の声・・・ 会場の熱気が一気に高まってゆきます


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柄杓を持った係の方が、火の粉をかぶる男衆に水をかけて回ります


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三河(豊橋市)の手筒花火にはハネ粉を入れ、最後に底が抜けるため不動の姿で構えます


一方、遠州新居の花火にはハネ粉を入れないので自由に練り歩き次から次へと点火する

中でも一斉に男衆たちが舞い、歩く 「猿田彦煙火」   この花火の迫力には鳥肌が立ちました



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一度に数十本もの火柱が上がり、夜空を焼きつくすかのような勢い


手筒花火のクライマックス
ほら貝のリズム、男衆のの掛け声に誘われ次から次へと点火していく

「猿田彦煙火」 が始まりました



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降り注ぐ火の粉をものともせず、笑顔で筒を抱きかかえ練り歩く姿は実に勇壮で、

古くから「東海道の奇祭」と言われ、街道を旅する人々により各宿場へ、
その名が広がっていったそうです


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腹にしみ込む太鼓とほら貝のリズムに乗り、次から次へと点火されます。

真っ赤な火の粉が降り注ぐ中を、男たちが乱舞する様子は実に勇壮


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夏の夜空を真っ赤に染め、その色、音、匂いで観る人々を魅了し、

一斉に男衆たちが舞い、歩く 「猿田彦煙火」 が佳境に入ります  



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太鼓とホラ貝のリズムは腹の底にまで響き、花火野郎の力を引き出します。

このお囃子はその昔、武田信玄が出陣の時、太鼓とホラ貝で将兵の士気を高めたものを
模したものと言われています


まさに豪壮!



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ハネのないのがこの遠州新居の手筒花火の特徴と言われていましたが、


花火も終盤に入ると
ハネのある大筒が、大音響をあげました



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  記事を書き、写真をアップしながら

あの日の興奮がよみがえって参りました。


遠州新居町の火祭り、手筒花火  最終章に続きます








【凧と浜風】  お付き合い頂き、ありがとうございました

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1 Comments

kite says..."鍵コメさんへ"
コメント、ありがとうございました。

本当に、原始的な炎が人をトランス状態に誘い込む様で。。。
恐らく、写真を写している自分も、ああした表情をしていたのかな、と思います。

自分が感動、興奮して写した写真、
どうなっているか・・、心配していましたが、今回は男衆と同化したのがよい結果を生んだようです。

カメラとレンズに感謝です。(笑)
2014.08.03 22:48 | URL | #- [edit]

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