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凧と浜風

横浜や鎌倉、そして湘南の海辺、そんな風景を撮ってます

閉山間近... 晩秋の尾瀬トレッキング(1)

1年のうち6,7ヶ月は雪の中で静かな眠りにつく「尾瀬」
早春のミズバショウの季節に目覚め、晩秋の草紅葉の季節から冬の永い眠りにつく....
そんな尾瀬へ、眠りにつく1週間前と言うギリギリのタイミングに出かけてみました

今回は、以前より尾瀬を歩きたいと言っていた「山友のKさん」との二人旅でした

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大江湿原の草紅葉と日本百名山の「燧ヶ岳」
大清水~尾瀬へと入山して、そのスケールを感じる瞬間です
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私にとって三度目の尾瀬
私が過去歩いたのは、初夏、晩秋...、今回は晩秋と言うより、正に冬間近の秋でした
過去2回は「大清水」~入山して、尾瀬沼、尾瀬湿原を歩き、最後は至仏山から鳩待峠と言うコースでしたが
今回は9月に罹った夏風邪で落ちた体力への懸念から(苦笑)
至仏山、アヤメ平(マップの黄色コース)と云った体力を使うコースは諦め、オーソドックスなコースを選びました

晩秋の尾瀬トレッキング(1)では、大清水~三平峠~大江湿原(マップの赤コース)を纏めました
この後、緑のコースを何回に区切るか....、写真の整理の具合で決めたいと思います
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【大清水~三平峠】

今週末(10月14日)で今期は終了!と言う「尾瀬号」にて、早朝:3時40分に大清水に到着
本当はシャトルバスで「一ノ瀬」まで楽をしたかったのですが、シーズンオフでこの時間のシャトルがない!
夜明けまで1時間半、ヘッデンを付けて真っ暗闇の林道を歩き、尾瀬沼を目指す事にしました

「一ノ瀬」までの林道を1時間、予定時間に無事に到着
此処から峠に向かう登山路に入りますが、路は相変わらず暗闇のまま
ヘッデンの光を頼りに、渓流の流れる崖下に落ちぬよう慎重に登山路を登り始めます

朝6時、漸く山全体に光が満ちてきました
其処は突然現れたのは「極彩色の世界」、広葉樹が葉を落とす前、最後の輝きを放っていました
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尾瀬沼から大清水に向かって流れる渓流は水量がとても豊かです
所々で轟音を立てる滝に出会いました
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晩秋の尾瀬と言うと「湿原の草紅葉」が有名ですが
大清水~尾瀬沼に抜ける三平峠では、広葉樹の原生林の紅葉がとても見事でした
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天気予報では「曇り」との事でしたが、早朝の三平峠では素晴らしい朝を迎えました
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三平峠に向かって登ってゆくと、原生林は広葉樹から針葉樹へ....、徐々に植生が変化してゆきます
緑の針葉樹を間に挟んだ極彩色の樹林が目を楽しませてくれます
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尾瀬と言うのは、古くからとても大切に守られてきた「自然の残る土地」
原生林の樹林では、樹高のある巨木を沢山見かけることができます
大きな樹が青空に向かって枝を伸ばし、その枝の先から錦の葉を撒き散らす ....、そんな場面に出会いました
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三平峠まで約500mの高度差、比較的なだらかな坂道をゆっくりと登って行きます
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有名な涸沢の紅葉では、主役はナナカマド(紅)とダケカンバ(黄色)ですが
尾瀬の紅葉は本当に多彩な樹木による彩りを楽しむことができます
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尾瀬では、この後の湿原に至る登山路で白樺を沢山見かけます
白樺の真っ白な幹は、錦に染まった山ではとても素敵なアクセントとなります
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周りの山々も冬が間近に迫った事を思わせるん晩秋の豊穣な彩です
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三平峠を目指して下を剥いて歩いていると、何時しか爽やかな「針葉樹の香り」に気付きます
この匂いがすると峠ももう終盤、整然と並ぶ針葉樹林を抜けて行きます
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【三平峠~三平下】

三平峠を越えて、尾瀬沼に向かって少し荒れた木道の坂を降りて行きます
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樹間に尾瀬沼が見えてきました
夜明け前の大清水を出発して3時間、最初の休憩地に到着です
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木道の先に三平下の山小屋が見えてきました
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【三平下~大江湿原】

尾瀬沼を前にした日本百名山の「燧ヶ岳」
今回選択したトレッキングコースは、ステージ毎に全く違った尾瀬の表情を見せてくれます
草紅葉に囲まれた早朝の尾瀬沼の静けさ....、この景色が見たかったのです
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沼の北側、浅湖湿原を通って沼尻に至るコースが私のお気に入り
その前に...、ニッコウキスゲで有名な大江湿原の草紅葉を楽しむ事にします
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この後は錦に染まる尾瀬沼の縁を歩くコースになります
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大江湿原の「三本唐松」
冬の尾瀬沼、一面の雪の中に凛と佇立するこの三本唐松の写真をよく見かけます
 でも、晩秋は余り目立ちませんねぇ...ss-DSC03592.jpg 
初夏、一面に咲くニッコウキスゲで有名な大江湿原
この季節はその湿原の「草紅葉」と木道に沿って広がる「白樺の林」がとても美しい
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大江湿原の草紅葉の広がりを見たら、適当な所で引き返します
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私は尾瀬沼の北にある「浅湖湿原」の雰囲気が好きなので北側のコースを歩くのですが、
この時、対岸の南側の林の針葉樹と紅葉樹が混在した「少しぼんやりとした彩り」がとても気に入っています
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心地よい朝の尾瀬の風に吹かれながら眺める 草紅葉と白樺と青空と.....
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三本唐松の横を抜けて浅湖湿原へと向かいます
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尾瀬の楽しみの一つは、湿原に点在する大小様々な池溏
これは尾瀬沼に注ぐ小川ですが、この景色を見ると「池溏への映り込み」が楽しみになってきます
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樹林の間から見える長蔵小屋
昭和9年に建てられたと言う木造建築の小屋は今も現役、この山小屋は尾瀬沼の主ですね
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大江湿原に別れを告げて、トレッキングは次のステージへ.....
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閉山間近... 晩秋の尾瀬トレッキング(1) では、早朝「大清水BT」到着から大江湿原までを纏めました

次章は尾瀬沼の北岸にある「浅湖湿原~沼尻」迄の様子を、纏める事にします
この浅湖湿原の池溏と「燧ヶ岳」の麓に広がる原生林、そして長閑な尾瀬沼の景色が見所になります



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14 Comments

says...""
他人様のこうした写真を見る飛びに行きたいと痛烈に思うんです。ですが、万一、山の上で、腰痛が出たらと思うと、怖くて行けません。
強烈に美しい光景です。眠りの季節に入る直前の絶景。しばしの見納めですね。
2018.10.12 11:00 | URL | #ba33.0Zs [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018.10.12 11:05 | | # [edit]
コットン says..."懐かしい尾瀬"
いつも癒される写真をありがとうございます。
自然が大好きですがなかなか行くことができない中
kiteさんの風景画像を拝見するとその場で観賞している感覚を覚えます。
2018.10.12 11:08 | URL | #HN5qF0Ho [edit]
さゆうさん says...""
こんにちは。
ヤマハも秋その物ですね。
こんな所を回りを観察しながら
昔を思い出し登って見たい物です。
2018.10.12 11:53 | URL | #- [edit]
優 says...""
体調が良くなって本当に良かったですね。

今年 尾瀬に行く計画でしたが天候不良で行けませんでした。
でもこんな美しい写真を拝見しまして
もうすっかりと行った気分ですよ。
有難うございます〜♪
2018.10.12 20:07 | URL | #- [edit]
keiko1203 says..."こんばんは"
尾瀬はもう紅葉が始まっているのですね
沼を横切る木道と白樺林
どこか寂し気な風景に郷愁を感じさせますね
私も歩いた夏の尾瀬はもうふた昔前
今は、長く歩けないけど いい思い出です。
2018.10.12 22:04 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018.10.13 08:05 | | # [edit]
sanbariki says...""
こんばんは
又愉しみな記事を拝見させていただきます
42歳から毎年山に行ってましたが坐骨神経痛で行けませんでした
もう本格な登山は無理な気がします 尾瀬はもう一度行って見たいです春に

kiteさんの山記事で行った気分に浸ります
2018.10.13 18:26 | URL | #- [edit]
kite says..."AzTak さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

先月、涸沢で風邪による発熱で苦しい思いをした時、非日常的な世界である山に入る時、
不安を残しているのは賢明ではないな...、と感じました
腰痛と言うのは悪化の予測がつきにくいし、痛くなったら何もできなくなりますから恐いですね

広葉樹の散り際の最後の輝き、やはり尾瀬の紅葉は一味違います
2018.10.13 19:42 | URL | #- [edit]
kite says..."コットン さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

尾瀬の風景写真、喜んでいただけて何よりです
私のブログ、昔山に登った方がブログの題名にひかれてやって来て、昔の思い出に浸れた...
と言うコメントを結構頂きます

なので、ブログの写真とコメントは紀行文風に綴る事を意識しています
写真も文章も増えて結構手間が掛かるのですが、自分の山旅の記憶を整理するうえでも
役に立っているように思います

次章以降もお付き合いください
2018.10.13 19:47 | URL | #- [edit]
kite says..."さゆうさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

北アルプスからは、冠雪や初氷のニュースが聞こえてきます
尾瀬でも、山小屋が雪への備えをしている様子を見ると、閉山間近である事を痛感しました

今回、尾瀬を歩いてみて、季節を変え、コースを変え、幾度来ても期待を裏切らない場所である事を感じました
2018.10.13 19:50 | URL | #- [edit]
kite says..."優さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

ご心配をおかけしましたが、漸く体調そして覇気(笑)が戻った気が致します

優さんも尾瀬に行く予定だったのですね
来年、是非行ってみてください

混雑する水芭蕉の時期を外し、初夏のニッコウキスゲやわたすげの季節も素晴らしいですよ
2018.10.13 19:53 | URL | #- [edit]
kite says..."keikoさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

山々の紅葉の時期を見極めるのは難しいですが、尾瀬は素晴らしい時期に歩けました
尾瀬では「切り取った静的な景色」として楽しむだけでなく、歩きながら次々と変化する景色を楽しむ事ができます

閉山準備をする山小屋を見ると、やはり気分的に寂しくなりますね(笑)

過去に素晴らしい景色を見た記憶と言うのは一生の宝物ですね
2018.10.13 20:00 | URL | #- [edit]
kite says..."sanbariki さんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

腰痛を患うと、無理ができなくなりますね
私も坐骨神経痛を患ってから、ロードバイクでのヒルクライムは諦めました

早春の尾瀬、是非行ってみてください
尾瀬は体調、体力に応じて好みのコースを選べるメリットがありますね
2018.10.13 20:03 | URL | #- [edit]

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