凧と浜風

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雪の日本百名山 憧れの赤城山へ 【後編】

雪の日本百名山 憧れの赤城山へ 【後編】は、
黒檜山の展望台から鞍部となる大ダルミ を経て駒ヶ岳に登り返した後、大沼湖畔に戻る下山の記録です

殆どの登山者は黒檜山のピストンだったようで、とても静かな黒檜山~駒ヶ岳の景色を楽しむことができました
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黒檜山山頂から展望台へ向かう稜線からの眺め
植生の違い、気象の違い、要因は色々あるのでしょうが、山塊ごとに冬の山容が大きく異なる.... 本当に面白いですね
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赤城山登山の案内では、赤城神社→黒檜山→駒ヶ岳→大洞 の周回コースを推奨しているようですが
雪山のシーズンは、駒ヶ岳の凍結した急坂を回避するためか、黒檜山ピストンを選択する登山者が多い様です

確かに慣れぬ雪山登山で疲れた身には、「大ダルミ」から見上げた駒ヶ岳の頂にはチョッと溜息が出ました(笑)
ss-赤城山



黒檜山山頂の道標から10分程歩いた所にある「展望台」、此処から見る周辺の山々の冬化粧は評判に違わぬ眺めでした
北には「尾瀬の燧ヶ岳」、北東に「日光に続く山々」、そして西には「浅間山から続く長野の山々」を見通します
流石にどの山も確りと雪を纏って、近寄り難い印象を与えています
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南には、眼下に大沼の全景が見えています
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素晴らしい景色に囲まれた稜線にシートを敷き、昼食とコーヒーを頂きました
2月には度々20m以上の強風が吹き荒れたと云う赤城山、この日は風もなくとても暖かな一日でした

30分ほど此処で休憩した後、駒ヶ岳に向かって下山を開始します
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山頂にある赤城神社の「祠と鳥居」、完全に雪に埋もれていました
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さて、地図を見ながら此処からの下山路の確認です
写真真中に見える平らな稜線が「大ダルミ」、其処までが約200mの高度差です
其処から正面に見える「駒ヶ岳」に約100m登り返した後、最後の下山路は300m程急坂を降りる事になりそうです
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黒檜山からの下山路、途中まで下ったところで「大ダルミ」を行く先行の登山者を発見
左側がかなり急に切れ落ちていますが、気持ちのよさそうな稜線です
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中間地点の「大ダルミ」に到着
此処までの下山路はパウダースノー、黒檜山の登山路のように踏み固められていないのでアイゼンが殆ど効きませんでした
でも、坂の傾斜はそれほどキツクないので、周りの景色を楽しみながら降りてくることができました

稜線上の雪庇、怖いもの見たさで結構端まで歩いた登山者の足跡が見えますねぇ(笑)
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冬日が当たり、雪の斜面に生えたダケカンバの樹林がとても綺麗でした
白い幹から伸びる細い枝、枝先に見える明るい茶色はもう春の息吹なのでしょうか.....
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大ダルミの手前で、駒ヶ岳から登ってきた登山者2名と遭遇
これから黒檜山に登った後で下山するとの事ですが、下山は結構時間が遅くなりそうです

あれほど沢山の登山者のいた黒檜山のルートに比べて、此方は本当に人の姿を見かけないコースでした
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大ダルミから降りてきた黒檜山を見返します
此方の斜面は、ダケカンバの枝が目立つせいか...... 黒ではなく、「茶髪」の印象ですね(笑)
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稜線の向こうに見えるのは奥日光でしょうか
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速報版にも記しましたが、この駒ヶ岳の斜面の景色が出色でした

冬の午後の日差しが斜めに射し、葉を落とした木々が繊細な枝の影を青白い雪の肌に写します
最初は少し離れた場所からこの景色を眺め、「アレ... 」と思いながら傍によって見ました
Photo-14
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青色を帯びたような雪と木の枝影のコントラスト、そして何よりも繊細な枝を写すその解像度の高さは何故でしょう
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近寄ると...... 影は黒と言うより青、雪面を流れる細く、疾い水流のようです
冬の山にはこのような景色があるのですね
Photo-16
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駒ヶ岳に登り返す所でかなり疲労困憊
地図で多少の登りは覚悟していましたが、見上げた先にある山頂は遠く、思わず巻き道を探したほど(笑)
同じように感じた登山者が多いのか、此処にはあちこちに足跡が広がっていました

そして駒ヶ岳からの最後の下り
雪質はパウダースノーから粗目へ、そしてアイスバーンへと変化してゆきました

何よりも、この坂は急なので、鉄製の階段が登山者のために用意されていますが
階段のステップの間を雪が埋め尽くし、凍っているので、まるで滑り台状態
アイゼンの爪を効かせ、階段の低い手すりや木々の枝を掴みながら下りましたが、かなり危険な場所でした

1時間少々掛けて「駒ヶ岳登山口」に到着
多くの登山者が黒檜山ピストンを選択するのが理解できました
まぁ、負け惜しみでなく、あそこでしか見られない景色に出会うことができたので、結果オーライでしょう

冬にしか体験できない山の楽しみ方、今年の雪山体験はこれにて終了
来年の冬には、もう少し雪山の装備を充実させて、「雪山の技術講習会」に参加したいと思います


雪の日本百名山 憧れの赤城山へ 【速報版】から【前編】、【後編】と
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2 Comments

りら says..."kite31 様"
Photo-3
感動・・・人々の背中から感じます

Photo-4
大沼・・・広大ですね

Photo-6
雪に埋もれるがごとくの赤城神社の鳥居
この地ならではの神社写真です

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二人の登山者が印象的です

Photo-9
白き世界の足跡 芸術的でさえありますね

Photo-11
険しさゆえでしょうか トライする人の姿 心に残ります

Photo-13
綺麗な青に心癒される思いです

Photo-16
極めて美麗です 見事な描写 素晴らしいですね

2017.03.11 20:52 | URL | #sSHoJftA [edit]
kite says..."りらさんへ"
こんばんは、コメントありがとうございます

今回の登山では、意識して登山者を入れた写真を撮ってみました
辛い坂で頑張る! 素晴らしい景色に感激する! 厳しい登山路に構えて登る!
どれも凄くシンパシーを感じた場面だったので、意識して狙ってみました

山の景色自体が凄く「非日常的」なものですが、今回登ってみた「雪山」と云うのは、
本当に目新しい場面に沢山出会えました

純白の氷と雪、無彩色の世界がずっと広がっているのかと思うと、
でも光と影、雪景色の中に立ち止ってみると素敵な景色が隠れていました

来年は、もう少し深く雪と氷の世界に分け入りたいと思います
2017.03.12 21:03 | URL | #- [edit]

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